2017年02月21日

破壊で得るもの。映画「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」

映画「ダラス・ バイヤーズ・クラブ」「わたしに会うまでの1600キロ」のジャン=マルク・ヴァレ監督の最新作「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」。
名古屋では今週末25日にセンチュリーシネマで公開されます。

さぁ、では、質問です。
「あなたはなぜ結婚したの?」・・・・・・すると主人公は答えます。
「それが楽だったから。」・・・・・・





ジェイク・ギレンホール演じる主人公デイヴィス・ミッチェルは30代半ばの出世コースに乗り、富も地位も手に入れたウォールストリートの銀行員。高層タワーの上層階で、空虚な数字と向き合い味気ない日々ではありましたが、苦労とは無縁の生活でした。
しかし、ある朝、突然の交通事故で妻を失います。そのときに、あることに気がつくんです。「涙が全く出ない。俺は彼女のことを愛していたのだろうか?」・・・と。

そんなときに会社の社長でもある義理のお父さんに言われるんです。
「心の修理も車の修理も同じ。まず隅々まで点検して、組み立て直すんだ」と。
そこで冷蔵庫とか時計とかあらゆるものを分解していくんですが、その行動がどんどんエスカレート。戸惑った周りの人々には距離を置かれ、ついに呆れ果てた義理の父にも突き放されてしまうんです。

そんなとき、病院の自動販売機の調子がおかしくなったことから、その販売機メーカーに苦情の手紙を出すんですが、それがきっかけでシングルマザー(ナオミ・ワッツが演じています)カレンと出会います。多感な15歳の少年を育てることや経済面で悩んでいたカレンといつしかお互いが癒しの存在になっていき、デイヴィスは息子とも友情が生まれます。そうして、人生の再出発のために、真実と向き合っていく・・・というお話。


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人生の選択って、誰もがパーフェクトにできないですよね。(できていたらすごいです!)
ときに流されたり、あんまり考えなかったりってこともあると思うんですけど、この映画で主人公は「結婚」というものにあまり意味を置いてなかったことに気付くんですよね。だから、それが一瞬で無くなってしまったときに、いつしか自分がどっかに感情を置き去りにしたまま生きてきたことに気付くんです。

そうなったら、、じゃ、どうしたらよいか・・・パンクにロックです!笑


ヒューマンドラマですが、途中はパンク映画!もう破壊しまくり!
主人公が少年を家に連れてきて、おうちの中の壁から冷蔵庫からテーブルから全てを壊していくんです。ホームセンターで本格的な工具を買ってきて、もう・・・人力でここまでグシャングシャン、バリンバリンに壊せるのかって言うくらい、見てるこちらも気持ちいいくらい壊します!で、そこに、主人公の感情や逆に虚無感が見えるのが切ないです。
少年の存在がよくて、、子供なんですけど、主人公の状況と心にスッと入り込んでいく感じが、すごくよかったです。

また、その少年が、、ロック大好きなんですよ。なんでしょうかね、ロックが好き=ちょっと不良少年、みたいな印象づけなんですけど、レオパード柄のファッションで、60年代のロックを大音量で流してみたり、この曲でドラム叩いたりします。
渋い!イギリスのハードロックバンド、フリー!これでドラム叩く少年に思わずクスリ。


 


音楽は、他にも、ハートのCrazy On Youやアニマルズが使われたり、今のアーティストですと、スフィアン・スティーヴンスとか日本でも人気のマイ・モーニング・ジャケットなども使用されていて、、なんか一筋縄ではいかない状況や主人公の感情っていうのを、音楽でも表現していますので、そのあたりもよかったら注目してみてくださいね(*^_^*)




posted by なりたま at 11:47| movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月14日

ムーミンがくれたチョコで癒されております。

噂によりますと、アムール・ドゥ・ショコラがすんごいことになっているそうで・・・
行ってはみたものの、あまりの人の多さに会場に足を踏み入れられない(正しくは踏み入れる勇気がなくなってしまった)人が続出だとか。

そんな中、我が番組のディレクター(今年50歳男性!)が昨日行ってきて、番組プレゼントを買ってきてくれました。
今朝は、パティシエを目指す娘さんがいらっしゃるというジッピーにプレゼントしましたよ〜☆


そして、番組終了後。


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ジャン-ポール・エヴァンのチョコレート〜。
プレゼントとは別に、味見用に買ってくれたんです。
番組ADちゃん、モーチャー女子ディレクター、技術女子スタッフ、私の4人でいただきました。
夢中になりすぎて、食べる前に写真を撮り忘れたー!


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と喜んでいたら、なんと逆チョコも頂いちゃいましたよ。

ムーミン!!
バッグも箱もキュートすぎます。やばい。キュンキュン。


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きゃー、可愛い!!

今朝のテンションMAXです。
実は技術スタッフさんがチョコマドレーヌを焼いてきてくれて、それもいただいちゃいました。

すっごく嬉しかった。
バレンタインって、やっぱりもらうと嬉しいですね。

今朝はバレンタインの思い出メッセージも募りました。
学生時代好きでチョコをあげたけどお返しがなかった男性に、同窓会で会って話す機会があって聞いてみたら、その子はなんと50個もチョコをもらっていて、どれが本命チョコかわからなかった。今大人になってお互い夫婦で飲み友達になったというエピソードもありました。
学生時代は、必死でチョコを渡すも報われない時もあれば、気持ちを確かめられないまま何もできずに終わることもありましたよね。緊張もするし、フラれるのも怖いしで・・・でも、できないよりは、フラれたとしても気持ちを伝えられたことのほうが、よい思い出として残っています。


どうぞ、素敵なバレンタインデーをお過ごしください(*^_^*)





とっても素敵なご夫婦アーティストです。


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2017年02月09日

名古屋市公会堂に大友博さんのトークを聞きに行く。

鶴舞にあります名古屋市公会堂、いよいよ4月から改修工事に入ります。


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見納めかぁ・・・趣のある建物ですよね。

現在行われているのが、これまで名古屋公演を名古屋市公会堂で行った海外アーティストの写真や、パンフレット、ポスターの展示です。それ以外のものもありました。


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今は、朝10時半から地下1階で展示されています。
撮影はOKとのことで、みんなパシャパシャ。
昔を懐かしんだり、貴重なものを発見して感極まったりで、みなさんひとつひとつ大切そうに見ていたのが印象的でした。

どういったものがあったかというと(ちょっとネタバレになりますよ〜)、


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おお〜、ザ・ビートルズの日本武道館公演のときのパンフレット!

この脇には、モンキーズやアニマルズもありました。
シルヴィ・バルタンが可愛かったです。


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レッド・ツェッペリンは名古屋市公会堂にも来たんですよね。
この話になると、番組にも当時行ったジッピーからメッセージが届きます。羨ましい。
この時は、発売前のアルバム「聖なる館」からたくさん曲を披露したそうです。
そしてその後、解散するまで来日することはありませんでした。そう考えると。ライブって、見られるときにしっかり見ておかないとねぇ。
ロバート・プラントはソロで来日。名古屋市公会堂でライブをしました。


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ボブ・ディランのサイン。こんな感じなんだー。
私は写真撮りましたが、このときにいた人たちはあまり興味なかったみたい。笑
写真やポスターのほうがよかったんでしょうね。


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ずぅーっと眺めておりました、憧れのデボラ・ハリー。素敵だ。

全体的に想像以上の感動でとてもよかったです。おすすめです。無料ですし。
ヘヴィ・メタル/ハード・ロック系、エリック・クラプトン&サンタナがいっぱい、キラキラしていた80年代のPOP勢などなど、年代を追って来日公演からロックを楽しめます。

この日は、トークショーがありました。
音楽評論や番組構成(ベストヒットUSAも)などを長年されている大友博さんがゲストでした。エリック・クラプトンについての本の著者でもある大友さんが教えてくださったのは、

「70年代あたり、昔は日本武道館など会場でアーティストはもちろんお客さんも普通にタバコを吸っていた。今では会場が厳しくなってミュージシャンもタバコが吸えなくなっている。だから、(展示されている)あの写真でクラプトンがタバコをくわえているのを見られるのはとても貴重!」

というようなことでした。ほ〜、確かに!!
トークショーが終わってから、くわえタバコのクラプトンを何十秒かガン見しちゃいました。
大友さんのお話がもっと聞きたかったので、今度はぜひZIP-FMのうちの番組にも来てほしいです。


名古屋市公会堂、ぜひ足を運んでみてくださいね(*^_^*)


posted by なりたま at 15:38| enjoy | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月31日

2017年1月に聴いた、なりたまとめ。

2016年作品を聴く日々です。
豊作だった年で、まだまだ聴きたいアルバムがありますし、昨年末に決めたはずのベストアルバム、ベストソングも若干変わってくるような。笑

しかし、時は流れ2017年。
早くも今年が楽しみになる新曲がぴょこぴょこ、みぴょこぴょこ。





2017年期待の新人、デクラン・マッケンナ。
若くして飛び出してきたSSWと言えばビッグマウスでアコギを鳴らしたジェイク・バグもおりましたが、こちらはもう少しスマートで都会的に若者の代弁をしているような印象。パリ同時多発テロがきっかけでできた曲だそうです。





キター!そして、日本にも来るー!!
フューチャーを歌い続けてきたジェイ・ケイですが、この曲もまさに。サウンドでも感じますよね。





SOHNは、サウンドが少し変わりましたね。
「エレクトロ・R&B」とか「テクノ・ソウル」なんて評されています。





NewAL「Little Fiction」が2月にリリースされます。
ベネディクト・カンバーバッチが出演しているMV。この顔がどんどん別の人に変化していく編集、見たことありませんか?Godley & Cremeの1985年の曲"Cry"ですね。そのディレクターさんが手がけております。(というかまぁ、一緒。)





2017年に入って新曲が2曲公開。さすが。
こどもの頃を回想しちゃいます。





この曲スゴイです。Dirty Projectors、NewALは2/24リリースだそうで本当に楽しみです。
夜ドライブでこの曲がかかったらどこまでもついていくなぁ・・・うふふ。





イタリア人プロデューサー、クリスティアーノ・クリッシによるアフリカ大陸の民族音楽への探求として始まったプロジェクト。MVがピースフルで素敵です。





ロンドン拠点に活動するガレージパンクバンド、スロウコーチズ。
Vo/Baの紅一点Heatherちゃんがキュート。ジャガジャガドタドタなサウンドが気持ち良いです。





NewAL「Oczy Mlody」の中でも淡く優しい1曲です。
Voウェイン・コインのバースデー1/13にリリースされました。





Arcade Fireによるアンチ・トランプ・ソング。
Gollirazも出しましたし、ますますアーティスト側の動きも活発になっていきそう。


さてさて、、今月ピックアップしていたアーティストを並べて思ったこと。
エド・シーランがジャスティン・ビーバーに曲を書いているのは有名ですが、Dirty Projectorsのデイヴィット・ロングストレスがソランジュのアルバムに参加、Flaming Lipsはマイリー・サイラスとコラボ企画をしていました。こういうロック×大人気POPミュージシャンの関係で生まれる曲、というのが日本にもいっぱいあったらいいのに。アイドルではよくありますが、普通のPOPシンガーで生まれてこないかなぁ。あったらいいなぁ。ワクワクしたい。


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2017年01月25日

25歳のボウイに会いに行く。

間に合った!
今日まで公開です。

映画「ジギー・スターダスト」
1972年2月〜1973年7月にかけてイギリス、アメリカ、日本を巡ったツアー。
作品はイギリス、ハマースミス・オデオン劇場での最終公演です。

衣装は当時27歳の山本寛斎。


レディースデーだからか、女性がめちゃ多いです。
ワクワク。続きはまた後ほど(*^_^*)


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2017年01月19日

映画「NEON DEMON」で涼む冬。

インパクト大な映画が公開となりました。
映画「ドライブ」でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞したニコラス・ウィンディング・レフン監督の最新作「ネオン・デーモン」。





ファッション業界、特にモデルたちの「美と官能と裏切り」を映し出した衝撃の世界。
海外では「狂気じみたおとぎ話、そしてラストの衝撃」とか「レフン監督版のブラックスワン」というふうに評され、賛否両論!の作品となっています。

ストーリーは、
誰もが目を奪われる特別な美しさに恵まれた16歳のジェシー。トップモデルになる夢を叶えるために、田舎町からロサンゼルスへやってきます。すぐに一流デザイナーやカメラマンの心をとらえチャンスをつかむジェシーを、ライバルたちが異常な嫉妬で引きずりおろそうとするのですが、やがて、ジェシーの中に眠る激しい野心もまた、永遠の美しさのためなら悪魔に魂も売り渡すファッション界の邪悪な毒に染まっていき・・・というお話。

先ほど比較対象としてあげた、映画「ブラックスワン」は、ナタリーポートマン主演のバレリーナのお話で、女性同士の嫉妬あり、プレッシャーとの戦いあり、の美しさと狂気に満ちた映画だったんですけど、そのモデル業界版という感じですかね・・・
ただ、ブラックスワンのほうが精神的にくる怖さで、こちらのネオン・デーモンのほうがもっと露骨にヴァイオレンスで、ラストが「えーっ!」となります。なんか怖くて笑っちゃいます。あはは。汗

で、この映画事前に知っておいたほうがきっともっと楽しめると思いますので、ここでは3つの注目ポイントをお伝えしますね。

@主演エル・ファニングの圧倒的な存在感!
お姉さんが「アイ・アム・サム」のダコタ・ファニング。やっぱり似てます。
実はアイアムサムで映画デビューしたエル。その後はブラッドピット主演の「バベル」とか「ベンジャミン・バトン奇妙な人生」、ソフィア・コッポラ監督の「サムウェア」、「スーパーエイト」「マレフィセント」「トランボ」などずぅーっと映画に出ているんですが、現在18歳。大人になって色っぽくなり、雰囲気のある女優さんで、また外見はお人形さんみたいなんですけど、この作品にも適役です。

Aエレクトロ・ミュージックで恐怖がさらに倍!
この映画、音楽を担当しているのはクリフ・マルティネス。
元々はレッド・ホット・チリ・ペッパーズのドラムを叩いていた人です。初期にいた人ですぐに映画音楽を作るほうに移行して成功した方。アンビエント・テクノですかね。
ヒッチコック映画を参考に気品を残して制作された音で、さらにゾクゾクっとします♡

Bロケ地はなんと心霊スポット〜!
この映画、吸血鬼伝説のモデルとなった16世紀ハンガリーの「血の伯爵夫人」バートリー・エルジェーベトと、ロサンゼルスの芸能界に翻弄される女たちを描いた1967年の「哀愁の花びら」という映画、これら2つをモチーフにしています。
さらにメインのシーンは、有名な心霊スポットで撮影しているということで、クレイジーなレフン監督の世界をぜひ堪能してください。


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イブサンローランとかアルマーニなど一流ブランドのファッションが続々と出てくるので、ファション好きの方はもちろん楽しめます。

もし身長が高くて、美しく生まれたら、モデルさんに・・・なりたくないよ!この映画見たら〜!!



posted by なりたま at 14:44| movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月11日

大回顧展「DAVID BOWIE is」行ってきました。ほんのちょっとネタバレあり。

昨日は1月10日、デヴィット・ボウイがなくなって一年が経ちました。
心にぽっかり開いた穴を、優しく埋めてくれるかのように日本にやってきた展覧会、

デヴィッド・ ボウイの50年間に渡る創作活動を振り返る大回顧展「デヴィット・ボウイ・イズ」。
彼の誕生日でもある1月8日にスタートしまして、私行ってきました。場所は、東京の天王洲アイルにある寺田倉庫・G1ビル。4月9日まで3ヶ月間開催されます。

この大回顧展は、イギリスの芸術とデザインの殿堂「ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館」で開催され、世界9都市を巡回。これまで約150万人を動員して、アジアでは初めての開催が東京となります。
デヴィッド・ボウイの写真、映像、音声、衣装、手書きの歌詞やメモ、絵など貴重な300点以上の品々が展示され、体験型のユニークな展示を交えて彼の世界観を体験できる展覧会となっています。(音声ガイドをつけると場所に合わせて、そこの音が聴こえてくるようになっていました。)

まず、エレベーターに登って会場に着くと、暗闇の中、顔にブルーとレッドで稲妻デザインをメイクしたボウイが出迎えてくれます。(AL「アラジン・セイン」のジャケット写真です。)


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入り口を入って、まずドーンと展示されていたのが、山本寛斎デザインの「アラジン・セイン」ツアーの(黒に白いラインが曲線状に入った、玉ねぎみたいな横に丸く広がった)衣装。日本の侍や歌舞伎をイメージしたデザインの衣装を、ボウイはよく着ておりました。

で、この大回顧展、それぞれの都市で少しずつ展示を変えていまして、その都市だけのオリジナル企画もあります。ボウイは、山本寛斎デザインの衣装も有名ですし、一時期は京都に住んでいたこともあって、日本が大好きなアーティスト。なので、そのボウイの日本への愛情と、ボウイが魅了されたジャパンというのが、この回顧展に色濃く出ていたのが印象的でした。

山本寛斎の「出す火、吐く、暴れる、威力の威 で『出火吐暴威』」と漢字で強烈な字体書かれた有名なマント衣装があるんですけど、それは真ん中あたりの広いエリアの中の見上げるところにありまして、まるで人々を見下ろすかのように展示されていたり、、
ボウイが気に入ってアイデアの参考にしていた一枚の歌舞伎の絵があったり、、
40年以上ボウイを撮影し続けた鋤田正義氏による写真もいっぱい、、
レコーディングに使われた琴、それから、三島由紀夫の「午後の曳行(えいこう)」を愛読していたボウイが、ドイツ・ベルリンに住んでいた頃、三島由紀夫の肖像画を描いてベッドルームに飾っていたんですけど、、その絵もありました!

そして、日本との関係といえば映画「戦場のメリークリスマス」に俳優として出演していましたよね。その映画に出演していた、坂本龍一と北野武による、撮り下ろしインタビュー映像。映画の撮影時のボウイについてや、実はあの場面はこうだった、っていう話を映画の場面を見ながらしてくれるんですけど、、例えば、ご存知のいらっしゃるかもしれませんが、ボウイが坂本龍一の頬にキスをするシーンで画面が微妙に揺れるシーン、あれ意図的じゃなくて、たまたま撮れちゃったのを大島渚監督が採用したんですよね。その時のこともお話ししているんですけど、6分間のインタビューでへぇ〜と思うことがいっぱいでした。

もう、日本とのつながりだけでも見どころたくさんありましたね・・・


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デヴィット・ボウイは「誰でもなりたい自分になれるんだ」ということをメッセージとして残し、歌や映像はもちろんファッションなどでも表現してきたアーティストなので、その数々を見ていると、影響を受けた世代のファンはもちろん、リアルタイムで見ていない人たちや若い世代もきっと影響を受けるであろう、アーティストの中でもやはり特別な存在だな〜と確信できる回顧展だったんですけど、、

でも、最初から認められて売れた人では全然なくて、最初は気にも止めてもらえなかった人なんですよね。名前もデヴィッド・ジョーンズでやっていましたしね。それを、改名したり、音楽的にもいろんなものを取り入れて、いろんな人と関わって、誰もがやらなかったことに目を向けてみたり・・・そうして、やっとヒット曲が生まれるという彼の音楽人生も知ることができます。

今回の展示の中で、「ヤング・アメリカン」のCDの特典にミニブックレットの、結局お蔵入りになってしまった試作品があったんですけど、すっごく素敵で、その他にも、いろんなアイデアがたくさんあったこともわかり、たくさんの品々が見られました。
本当に面白いもの、楽しめるものを考えるのが大好きで、自分が好きだと思ったものに対して真っ直ぐ影響を受けるし、取り入れたアーティストでした。

「コラボレーション」という展示パートもあったんですけど、そこで見た映像で音楽プロデューサー(であり盟友だった)トニー・ヴィスコンティがおっしゃっていた言葉が印象的だったんですけど、ボウイは「一緒に作業する相手にプレッシャーを与えない人だった」そうです。
きっとだからこそ、たくさんの人たちとコラボして素敵な作品がそこでまた生まれましたし、自信もあったんでしょうね・・・根底から己を信じるいい意味の「自信」。これは大事だなぁ、と思いました。

ざっと、3時間くらいかかりましたかね。最短で見るなら2時間でもいけるかも。
場所は東京になりますが、ぜひ足を運んでください。

これだけ書きましたが、これは回顧展の中のほんの一部です。
実際見どころはもっともっといっぱいあります。ネタバレにもなってしまうので、またタイミングあればブログに書きますね。もしかするとまた見に行くかもしれないですし。


posted by なりたま at 15:48| music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月03日

☆☆謹賀新年2017☆☆

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします(*^_^*)

年越しはこんな感じでございました。


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もりもりローストビーフ。
友人手づくりの紅芯大根と青大根とジャガイモのハーブサラダ。
干し柿のクリームチーズサンド。


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魚介たっぷりトマト鍋。
シメは、ニョッキでチーズたっぷり。


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大須観音で初めてのカウントダウン。

その後、除夜の鐘をつきました〜。


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かっこわる、、

腰が入っておりません。笑

煩悩を払ってきました。
払えたかなぁ、、


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いよいよデヴィッドボウイの大回顧展が東京にやってきますね☆

わ〜い。





posted by なりたま at 20:11| life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月31日

『なりたま2016年のベストアルバム』〜The 10+22 Best Albums of 2016〜

2016年も今日で終わりですね。
今年は人生初めてのことを体験しました。
夏の慌ただしさも含め、体と心と向き合うことが多かった一年。
いろんなことがあり、それは同時に多くの人に感謝することにもなりました。

このブログを見てくださっている人たち、今年も本当にありがとうございました。
春から番組が変わったタイミングで、seesaaの音楽カテゴリーで週間アクセス数が7位に入りました。
おかげでディスク使用量が増え、写真や音楽をたくさん載せることができています。
来年も書き続けますので、気が向いたときにちょっと目を通していただけますと幸いです。

では、年間ベストアルバム10選・・・プラス20で、合計30選いきます!





AL「Blackstar」/ David Bowie

2016年1月10日、彼はスターマンになってしまいました。
69歳。そこまで69(ROCK)にしなくたっていいのに・・・数日泣いて、しばらく気持ちに整理がつかず、その後1〜2ヶ月はデヴィッド・ボウイばかり聴いていました。
でも過去の作品を聴いているうちに、そして彼の人生を振り返ったり、世界各国での彼の行動を知ったり、ファッションを辿ったりしているうちに、あらためて彼の魅力に惚れましたし、これからも彼の音楽を届けていこうと心に決めました。
いよいよ年明けは大回顧展ですね。





AL「Light Upon the Lake」/ Whitney

元Smith Westernsの2人が結成したシカゴの5人組。
寒空の下や、朝日を迎える静かな時、電車に揺られながら窓の外を眺める時、いろんなタイミングでこのサウンドがしっくりきました。
歌声は・・・ちょっと真似したくなっちゃう。笑





AL「The Party」/ Andy Shauf

カナダの太眉SSW、アンディ・シャウフ。
このアルバムを聴いて感じた胸の高鳴りは、トッド・ラングレンを初めて聴いたときに似ています。
2015年に"I'm Not Fallin Asleep"という曲があって、それは夜のアダルトチル(勝手な造語です)なサウンドで好きだったのですが、こちらのアルバムの曲たちもホント素敵で好きです。





AL「Viola Beach」/ Viola Beach

今年2月のスウェーデンツアー中に車の橋からの転落事故でマネージャー含めメンバー全員が他界してしまったUKロックバンド。
豊富なアレンジ力、思わず踊ってしまうリズムとギターのフレーズ、心地いいボーカル、いや〜生で見たかったですねぇ。
結局このアルバムは本人たちの意思とは関係なく、曲が寄せ集められた形で制作されました。UKチャート1位。





AL「Everything You've Come To Expect」/ The Last Shadow Puppets

今回のアルバムのストリングアレンジがオーウェン・パレットなんですけど、そのストリングがすごく効いていて、しかも一曲一曲個性が違っていて、たまに聴くと「やっぱ、かっこいな」と頷いてしまうアルバム。
来日公演見たかったなぁ・・・。





AL「Pool」 / Porches

日本語にすると「玄関s」というバンド名。・・・。
とある批評で、この曲はモリッシーを思い起こさせると書いている人がいてなるほどなぁと思ったのですが、他の曲たちも総合して聴くと、New OrderやPhoenixなど、様々なメランコリックやノスタルジックに浸ることのできるエレクトロ。





AL「When You Walk A Long Distance You Are Tired」/ Mothers

最近のバンド名は本当にシンプルなのか複雑なのか、このバンドもバンド名だけでは検索上位に出てきてくれないバンドです。
「なりたま的ベストソング」の時間にご紹介したこともあります。アメリカ・ジョージア州のバンドで、元々はフロントウーマン、クリスティーンちゃんのソロプロジェクト。前髪短いキュートな方で、歌の世界観にも瞬時に惹きこまれます。





AL「Malibu」/ Anderson paak

Dr Dreの復帰作のほとんどの曲を書いているのが、このアンダーソン・パーク。
人生が波乱万丈の人で、刑務所に入っていたことがあったり、奥さんと子供と一緒にホームレス経験もある人なんですけど、サウンドからは想像つかず、しかしリリックには説得力があるんでしょうね・・・。
このPV"The Season/Carry Me"からの"Put Me Thru"〜"Am I Wrong"の流れがカッコイイ!





AL「For All We Know」/ NAO

ディスクロージャーにフィーチャーされたイギリスの女性ボーカリストNAO。
髪の毛がドレススカートみたいにフワフワ、地声も萌えな感じで、人柄も全てがキュート。
シルキーでガーリーな歌声、声を加工しているのかと思いきやライブ映像を見ると結構そのままなんですよね〜。すごい。





AL「So Long Forever」/ Palace

UKロックファンは飛びつくサウンドでしょうね。
年明け番組でご紹介します。
夏あたり来日&フェス出演も期待!!


+22Albums

22, A Million / Bon Iver
Lemonade / Beyonce
A Moon Shaped Pool / Radiohead
Human Ceremony / Sunflower Been
Coloring Book / Chance The Rapper
A Color in Anything / James Blake
Blossoms / Blossoms
We got it from Here... Thank You 4 Your service / A Tribe Called Quest
Utopia Defeated / D.D.Dumbo
Telefone / Noname
Do Hollywood / The Lemon Twigs
I, Gemini / Let's Eat Grandma
Blood Bitch / Jenny Hval
Alas Salvation / Yak
Hope / The Strumbellas
Dancing With Bad Grammar / L.A.Salami
Curve Of The Earth / Mystery Jets
Azel / Bombino
Distance Inbetween / The Coral
ハンドルを放す前に / OGRE YOU ASSHOLE
D.A.N / D.A.N
ネオ / キリンジ

だいぶん絞ったのですが絞りきれず、ボン・イヴェールにあやかりました。
プラス22作品で、計32Albumsです。
嬉しいが、聴くのに忙しい。笑

2017年も、音楽ファンにハッピーなリリースがたくさんありますように(*^_^*)



posted by なりたま at 09:20| music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月29日

『なりたま2016年のベストムービー』〜The 10 Best Movies of 2016〜

今年は夏にZIP-FM BEAUTIFUL LOUNGEのピンチヒッターがあり、映画コーナーがあったため、ものすごい数の映画を見ることになりました。
話題になった「君の名は」や「シンゴジラ」はもちろん、俳優さん全員が神っていた「秘密」とか他にもたくさんの映画を楽しむことができました。
旧作を久々に見られたり、David Bowie主演の「地球に落ちてきた男」などの映画を紹介することができたのも嬉しかったです。

映画って、素晴らしい!

では、TOP10を順不同でいきまーす☆





27歳でこの世を去ったソウルシンガー、エイミー・ワインハウスのドキュメンタリー映画。
愛すること、傷つくこと、自分に起きた出来事や心情がそのまま歌になったシンガーでした。
とてもチャーミングで才能があり、また繊細で破滅的な人でした。
エイミーに対して、とても愛がある作品になっていて、何度でも見たい映画です。





原作は、世界で初めて性別適合手術を受けた女性リリー・エルベの半生を描いた小説です。
前例がなく、さぞかし苦しかったし痛かったでしょう。
エディ・レッドメインが演じる女性のしなやかさやちょっと恥じらう感じなど、彼の演技力によって、ますます映画にのめり込んだのを覚えています。





ひとり残された主人公が、仲間が好きだったディスコサウンドで元気になるところが好きです。
にしても、火星にひとりぼっちは・・・う〜ん。笑





今年のアカデミー賞話題作を続けておりますが、この映画も非常に面白くできています。
(時が経ったので少し言いますが)、
この映画、閉じ込められた部屋から脱出する話・・・ではありません。
「あ〜、こっちがポイントなのか」と、途中から見方が変わります。





1960〜70年代の数多くのヒット曲を演奏しながら、それぞれの名が知られることがなかった伝説のセッション・ミュージシャン集団「レッキング・クルー」。
ロネッツのビー・マイ・ベイビーもママス&パパスの夢のカリフォルニアも、サイモン&ガーファンクルの明日に架ける橋もカーペンターズのイエスタデイ・ワンスモアも、あれもこれもレッキング・クルーによるもので、たくさんの名曲の裏話が聴けて純粋に面白いです。ブライアン・ウィルソンのエピソードも思わずクスリ。





私自身「もし故郷に帰り、そこで生活をしていたら」と一度も考えたことがないので、主人公の女性の気持ちを理解することは難しいのですが、人生、選択が可能であればもちろん大いに迷うことと思います。
ラストがとても好きです。
大変なときもありますが、自分の気持ちに正直に、そして選んだ道を堂々と進むことが大切だと・・・なぜか映画を思い返しているうちに思いました。





突き進む、といっても、突き進みすぎて壮絶な人生になった双子のカリスマギャングのお話。
実在した双子で、刑務所生活も含め、長く生きたギャングです。
イギリスのシンガー、ダフィがクラブで歌う歌手役で出ています。





「ブルックリン」同様、上京物語といえば、この映画もそうです。
少年が影響を受ける、というのはこういうこと!と胸打たれたし見守りたくなりました。
髪の毛ツンツン、マニキュア、いいじゃないか〜。
誰に何を言われようとバカにされようと、自分を貫いたときに一歩踏み出せるんですねぇ。





男の子たちの物語は続きます。ミシェル・ゴンドリー作品。
14歳の少年2人が夏休みに旅に出るお話。おうちのような手作りの車で出かけます。
フェミニンな男の子ダニエルが、いっつもエロい女性を描いていて笑ってしまう。
14歳って、そうなのかしら・・・!?





コーヒー好きにはたまりません。
私の知り合いも出ております。


10作出してしまいましたが、音楽好きさんのためにあと2つ。





貴重。





こんなに元彼に暴露されまくってよいのか。笑


今年は見応えのある音楽映画がいっぱいでした。
オアシスのドキュメンタリーもありましたしね(*^_^*)





posted by なりたま at 20:16| movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする