2019年04月18日

Happy 1st Anniversary☆

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海がすぐそこ。

LA MAREE。


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鰆が美味でした。

特別ランチということでシャンパン。


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ブイヤベースは、オマール海老と帆立とホウボウ。

シメはリゾット。


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いつかまた訪れたいお店でした。

そのためには日々精進!



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2019年04月11日

映画「ブラック・クランズマン」は場所変わって、センチュリーシネマで公開中。

アカデミー賞では作品賞や監督賞にノミネートし「脚色賞」を受賞したスパイク・リー監督の受賞作「ブラック・クランズマン」もうご覧になりましたか?

スパイク・リーっていう監督の新作。
社会派の映画監督で代表作は「Do The Right Thing」とか「マルコムX」なんですけど、ちょっと派手目のファッションのニューヨーカーでもあり、NBAのニューヨーク・ニックスの熱狂的なファンで最前列で観戦してて、昔はインディアナ・ペイサーズのレジー・ミラーっていうスター選手といつも試合中に喧嘩していたことでも話題になるメチャクチャな人です。笑





1970年代半ば、アメリカ・コロラド州の警察署で、初の黒人警察官が採用されます。
彼の名は「ロン」。署内の白人刑事から冷たい態度を取られながらも、情報部に配属されると、新聞広告に掲載されていた過激な白人至上主義の団体「KKK クー・クラックス・クラン」のメンバー募集に電話をかけます。激しい黒人差別発言を繰り返し、入会の面接に行けることになったロンですが、そこで上司や同僚が問いかけます・・・

「黒人のお前がどうやってKKKに潜入するの?」

そこで、白羽の矢がたったのが白人刑事のフリップ。ロンのふりをして過激派団体KKKに入り、内部調査をするのですが、果たして上手くいくのか?また、KKKの企みを阻止することができるのか?というストーリー。


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これ、とんでもない話ですが、なんと実話です。監督をするにも脚本を手掛けるにも、スパイク・リー以上の適任者はいなかったでしょうね。

シリアスになりがちな出来事を、世界中の多くの人に伝えるためにコミカルに、真実には忠実に、そして、70年代っていう昔のことをいかに現代とリンクして問題定義するか、全てにおいてパーフェクトなのは、やっぱり脚本と役者さんの演技力が素晴らしいからなんですよね。

で、人種の差別用語ってこんなにあるのかっていうくらいいろんなワードを言いすぎてて、それに驚くと同時に、なんかブラックユーモアっていうんですかね、笑うポイントを知るのにアメリカ人がいっぱいいる映画館でも見てみたいなぁっていう映画でもあったんですが・・・まぁ、それはさておき、こういう映画って、差別主義者を演じる白人の俳優さんも大変だろうなぁって思っちゃうんですけど、今アメリカで伝えるべきメッセージのためにみんなが一丸となって作っている熱量が伝わってくる作品でした。

映画「ブラック・クランズマン」ぜひ見てください。





この映画最初から最後まで音楽がいいんですよね。
The TemptationsなどのSoul Musicで軽快さや煌びやかさ、黒人のパワーをも表現していますし、ジッピーからメッセージもきていましたがEmerson, Lake & Palmerの”Lucky Man”っていう曲はアメリカ人にとってはジョンFケネディ大統領のような公人を思わせる歌なんだそうで、おそらくそういう効果を狙ったのかな、と。





黒人霊歌をピアノで歌ったものです。
スパイク・リーは生前のプリンスととても親しかった人でMVも手がけているほどなんですけど、この曲のチョイスっていうのは、何百年も苦しんで耐え、闘ってきた黒人たちをたたえる意味も込められていると思います。
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2019年04月04日

「令和」の発表に"Layla"をオンエアしてみました。

春のイベント「ZIP-FM OHANAMI STATION」があり、MCをしてきました。

桜がちょうど綺麗に咲いていました。


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そう、この日はちょうど新元号の発表がありました。


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「R」できましたね〜。

音の感じがよし。万葉集の序文からという、言葉に込められた意味も日本の風景の美しさを想像でき喜ばしいんですかね。
筆で書いて掲げる子どもたちのはしゃぐ様子を見ていたら、純粋によかったなぁと思います。


さて、翌朝、やっぱりかけちゃいますよね。





れい〜ゎ〜♪


オンエア後、「笑っちゃいました」とか「僕もずっと歌っていました」とか「発表以降ラジオでかかったのは、なりたまさんが最初みたいですよ」とかいろいろメッセージいただきました。そうですか・・・。

久しぶりにDerek and The Dominosのアルバムを聴きました。
1970年にアメリカのサザンロックに傾倒していたエリック・クラプトンが結成したバンドの唯一の作品ですね。

AL「Layla and Other Assorted Love Songs」

ファンの方はご存じでしょう。
大親友ジョージ・ハリスンの奥さんパティ・ボイドに恋をしてしまい、その求愛っぷりはすごかったそうです。
恋心は曲作りにも影響し、彼女への想いと切なさが溢れる歌詞が次々と書かれたわけですが、それで名盤ができあがってしまうのだからすごいですね。

ちなみに1970年といえば、ジョージ・ハリスンがソロとしての1stAL「All Things Must Pass」をリリースした年でもあるのですが、そんなジョージにシタール奏者のラヴィ・シャンカルを紹介したのはパティ・ボイドだったそうです。
そう考えると、パティさん(ブロンドヘアにブルーアイズの本当に綺麗な女性です)がこの2人に与えた音楽的影響力は、名誉ある音楽アワードの功労賞ものでしょう。


もう一人。
"Layla"で印象的なスライドギターを弾いているのはオールマン・ブラザーズのDuane Allman(デュアン・オールマン)という人です。
「僕がギブソンを弾いて、エリックがフェンダーを弾いたのさ。」という言葉も残しています。
ソロでレイラのフレーズを弾いている音声があったので聴いてみましょうか。





YouTubeで探せば無数の映像が検索できる現代ですが、この方の映像は多くはありません。
なぜなら1971年に交通事故で24歳という若さでこの世を去ったからです。

デュアンがエリック・クラプトンからチャンスを得て"Layla"を残し、デュアンなきオールマン・ブラザーズが活動を続けた結果、オールマン・ブラザーズは1995年にロックの殿堂入りを果たすのですから、バンドマンの人生って・・・ねぇ。


「令和」から"Layla"の春でした。


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2019年03月31日

2019年3月に聴いた、なりたまとめ。

クルアンビンの来日公演やIMAIKE GO NOWがあったおかげで、久しぶりにライブをいろいろ堪能できました。
これまで1400本以上のライブを見てきた私ですが、やっぱりライブを楽しむっていうことはライフワークにしたいな、とあらためて思います。
映画「ノーザンソウル」があったおかげで、久々にクラブでDJもしたくなりましたしね。
年度も変わるし、そろそろ何かやろうかな・・・うふふ。

名作溢れる2019年の春、GOOD MUSICが咲き誇っています!





ビヨンセの妹、というレッテルは本当はもういらないんでしょうけど。ソランジュの新作は傑作です。
You Tubeなど曲ごとで音楽を聴いていらっしゃる方も、ぜひAL「When I Get Home」をまるごと楽しむことをおすすめします。
自分の中でユートピアを形成してリラックスするにはもってこいの緩やかな19曲40分。曲ごとにクリエイターが違うのに、全曲がつながるサウンドのイリュージョン。
アメリカにおいても、2019年を代表するR&B作品なのではないでしょうか。





NYの男女デュオ、Duke and Gase(デューク&ゲイズ)。
Dukeは、6弦バリトン・ウクレレ。Gaseは、ギターとベースのハイブリッドのハンドメイド楽器。これら2つの楽器を使って演奏しているのですが、楽器名をバンド名にもしてしまうのがわかりやすくユニークですね。
1月にリリースされたNewAL「Scholars」ですが、寒気が緩んでから聴くことが増えたかな。





では、ちょっと花冷えのようなサウンドを。
ミュージック・サーフして見つけたピアニスト、ハニア・ラニ。NewAL「Esja」はアンビエントのジャンルに入っていました。
アイスランドの風景とポーランドの山々が彼女に影響を与えている、というようなことがレーベルのサイトで言われているんですけど、彼女のピアノは、なんか本当に大自然の広大さや荒々しさ、美しさを感じることができるんですよね。





うちの番組ではお天気のときのBGMに使用しているFKJ。今やiPhoneのCMソングでもおなじみの人です。
ホッとしますね。日本人の"Wabi Sabi"にとてもフィットするサウンドを作るクリエイターなんだと思う。





おととしは一年でアルバムを5枚も出していて、精力的というより、もはやサウンド自体が精力剤なんじゃないかと思うくらいのオーストラリアのサイケデリック・バンド。
そして、また新曲なんだが・・・爽やか〜で驚き。笑





オーストラリアのバンド続きで。多幸感溢れるディスコサウンド。
今年はコーチェラのヘッドライナーですってよ。わぉ。





4/19にNewAL「Social Cues」がリリースされるケージ・ジ・エレファント。
前作のイメージを吹き飛ばす新曲が公開されている彼らですが、この曲はベックとの1曲。
Twenty One Elephantなんて比喩していたファンがいましたが、レゲエやダブもベースにある踊れるサウンド。
Post Maloneも歌えそうなイマドキ感がありますね。どっちかっていうとBeckがチャレンジしてるのかしら。笑





先月リリースされた4年ぶりNewAL「Strenge Creatures」から。
ラヴレス兄弟によるイギリスのバンドで、今作は80sサウンドを思い起こさせるサウンドと言われています。
全曲ではないんですが、モリッシー的ボーカルも感じさせます。激しさとメロディアス、ほどよく両方ゴチになれるアルバム。





あれ、色気付いたか。彼女ができたかのような高揚感。
5月に新作リリース。楽しみ。





現地時間3/4にボーカルのキース・フリントがお亡くなりになりました。49歳でした。若い。
90年代後半、すでにリリースされていた2ndAL「Music for the Jiltet Generation」でエッジのきいたテクノ、ハードコア・テクノを鳴らしていた彼らは、普段はロックを聴いている早耳のキッズにはすでに注目されていて、私も友人宅で聴いていたのですが、なんといっても1997年の蟹さんジャケの3rdAL「The Fat of The Land」の発表は「ヤバイ!なんじゃこりゃ〜」でしたね。

ヒリヒリするような緊迫感とエネルギーを一気に放出できる爆発力を兼ね備えたサウンドで、今だからこそ溢れるサウンドかもしれませんが、当時はなかったんですよ。
それにプラス、あの見た目。笑。キースは、逆モヒカンなんて言われている鬼の角ようなヘアスタイルで暴れまくっていて、カッコイイったらありゃしない。
そんなときに、フジロックという日本の野外フェスがついに開催されることになり出演が決まるのですが、嵐で2日目が中止。幻となるのです。その場にいた私は中止のアナウンスに内心ホッとしていたんですが、やっぱり今思えばあのときのプロディジーを生で見たかったですね。





当時はこういうサウンドをデジロックとも呼んでいて、今聞くと少しダサい呼び名かもしれないけど、レイヴ・カルチャーの人たちとロック・キッズが仲良くできたのはこの頃なんですよね。
ケミカル・ブラザーズやアンダーワールドが大きく受け入れられたのは自然なことではあったんですが、プロディジーの存在がなければ、もっとエレクトロはエレクトロ、ロックはロックとそれぞれが他人行儀になっていたかもしれません。

いやぁ、精力的に活動していた最中だっただけにもったいない。
どうぞ安らか・・・ではなく、天国でも暴れ跳ねまくってください。RIP






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2019年03月27日

Khruangbinの来日公演に行ってきました。

3/22(Fri) @Shibuya Club Quatro

初めて彼と彼女を見たときは「古代エジプトからやってきたのか!?」とツッコミを入れたくなってしまったバンドなんですが、音を聴いて、即座に恋に落ちてしまいました。

そんなクルアンビンの来日公演が決定。
チケット即完で、やっと取れた追加公演の2nd Stageに行ってきました。
21時半スタート。いつもなら熟睡している時間です。




アフリカン・サイケ。Amanaz"Khala My Friend"


「極上のミッドナイト・ファンク」とか「タイ・ファンクから影響を受けたサウンド」などと称されているバンドですが、開演前には、こんな曲もBGMで流れていました。

お客さんは、メガネ率高かったですね〜。

ミュージック・ライフなどの音楽誌を愛読していそうなマニアたちが多い印象でしたが、とにかく客層が濃いといいますか(笑)、ヘッドバンドをしたテニス・ファッションやベレー帽に羽飾りがついたヘアスタイルの男性たちもいました。

そんな中、ついにクルアンビンが登場!


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おぉ、King of 濃い!

歓声と同時に、グルーブに早くもカラダが動いてしまうオーディエンス。

ギターの男性がマーク・スピアー。
前髪でギリギリ目が見えない・・・常に前髪パッツンをこの長さでキープしているのでしょう。
ちゃんと地毛でした。

ベースのローラ・リーは、近寄ったら息できないんじゃないかっていうくらい美人。
ふわっとしたチェリーピンクのミニスカート姿で、登場した瞬間おそらく全員が「激カワ」と思ったはず。

そして、もうひとり。


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ドラムのドナルド"DJ"ジョンソン。

アフリカンです。ライブのときはいつもこの衣装。通気性がいいのかしら。


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私の目の前にいたマーク。

ストラトキャスターで彼のプレイの特徴でもあるんですが、とにかくアームをよく使います。
なので、音がギュイ〜ン、ジュア〜ンって鳴ります。

このバンドはほぼ歌がないので、主に彼のギターをメロディにして聴く時間が長いのですが、いつまで聴いていても飽きないですね。
後半は、曲の合間にいろんな曲のカバーのフレーズを連発していました。
日本の民謡っぽいのから、Dr.Dre"The Next Episode"、Cool & The Gang、そしてYMOの"Firecracker"ではオーディエンス大喜びで踊りまくり。

このギターカバーのパートは世界中で、その地に合わせてやっているんでしょうね。"SUKIYAKI(上を向いて歩こう)"も。
日本でのライブということで用意してくれたんだと思います。嬉しいです。

"Maria Tambien"のときには、Dick Daleへの追悼を込めて"Misirlou"を挟んでいました。
(もう1曲はShadowsの"Apache"だったみたいです。)
マークのギターは、サーフ・ロックが合いました。


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ローラは、腰を左右にゆっくりフリフリしながらベースを弾くシーンが多く、それがセクシーでうっとりしてしまいました。

指弾きで特に派手さや力強さはないのですが、しなやかさがきっとこのバンドにはいいんでしょうね。

電話の受話器をもって喋るっていうパフォーマンスがあり、観客を楽しませるアイデアが見られた瞬間でした。

あとは、曲の特徴でもある「ハッハッ」っていう彼女の息を吐く音が生で聞けたのがよかったです。


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リズムチェンジがすごくて、それだけで興奮で歓声があがっていました。

異国情緒が魅力のバンドですが、髪をなびかせるためか(暑いからなのか?笑)扇風機の小道具もあって、計算された演出と妖艶なキャラクター、そして、湿ったサイケデリック・サウンドで、絶妙なイリュージョンを生み出していました。

心地よかったです。サービス精神も旺盛でした。

フジロックで、夏に日本に帰ってきてくれますよ〜。
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2019年03月21日

お休みの日は。

お休みの日は
ショッピングと


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生クリームたっぷりのケーキ。

タカシマヤゲートタワーのLIBRARYにて。

ピスタチオが効いてます。


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東美濃の日本酒イベントにも行きました。

お猪口がモダンでキュート。


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どの日本酒も美味しかったな。

可児の林酒造「美濃天狗」
多治見の三千盛「三千盛」
土岐の千古乃岩酒造「千古乃岩」
瑞浪の中島醸造「小左衛門」
瑞浪の若葉「若葉」
恵那の岩村醸造「女城主」
中津川のはざま酒造「恵那山」
中津川の大橋酒造「傘置鶴」
中津川の恵那酒造「鯨波」
中津川の三千櫻酒造「三千櫻」


ほろほろヨイヨイ。


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2019年03月14日

ブルース・リーのように踊るのだ!映画「ノーザン・ソウル」

個人的には今年一番の音楽映画です!

といっても、イギリスで製作されたのは2014年で、日本での公開はなかったんです。
でも、どうしても日本で公開してほしいっていう東京のアツい団体が自主上映イベントを行ったことをきっかけに、本国から遅れて5年後の2019年、劇場での公開が実現しました。
イギリスのユース・カルチャーを描いた映画「Northern Soul」。





経済が低迷していた1974年、イングランド北部の街バーンズワース。
高校のクラスのみんなとはどこか違う感性を持った主人公のジョンは、学校にも家庭にも居場所がなく、毎日が退屈。彼の慰めになったのは、仲良しのおじいちゃんと一緒にいることとバスで見かける看護士の黒人女性の存在でした。

そんなある日、両親にすすめられて行ったユースクラブでソウルミュージックに合わせて激しく踊る青年マットに出会います。初めて聴く音楽とダンス。
「ノーザン・ソウル」と呼ばれる音楽にのめり込んでいくジョンは、高校をドロップアウトし、マットと一緒にノーザン・ソウルDJとして活動します。やがて、ナンバー1DJを目指し、マットと一緒にアメリカに行くことを夢見るのですが・・・というストーリー。

男の子がノーザン・ソウルっていう音楽と出会うことで、自分が開花して、好きなものに熱中して、ファッションもかっこよくなって、夢も見つけてっていう、その過程が楽しいですし、きっとこの映画を見ると青春時代を思い出す人もいると思います。
この当時のイギリスのカルチャーを知るっていうのだけでも面白い映画です。


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では、そのノーザン・ソウルとはなんぞやっていうことです。




(今池TOKUZOでのNothern Soulイベントで教えていただきました。ノーザンソウルのアンセムの1曲。)


ロンドンでモッズ・ムーブメントっていうのがあったんですが、それが衰退した1966年頃にマンチェスターなどイングランド北部周辺のクラブで好まれた音楽がノーザン・ソウル。
「ロンドンで流行っているとかは関係ない、自分たちには自分たちの音楽があるんだ!」っていう精神ですね。独自の文化なので、ノーザン・ソウルっていうのはジャンルではないんです。
(また、モータウン音楽が多いので「アメリカの北部のソウル」とも思いがちですが、そういうことではないそうです。)


それまでに全く聴かれなかったアメリカのソウルを「ほら、かっこいいでしょ?こうやって踊るんだぜ!」ってDJたちが提示して、最初は戸惑った若者たちも「カッコイイ!」と追っていくようになって、この文化が70年代にまで長く続いていくと、そのうちダンサーたちの中に「見て!俺こんなダンス踊れるんだぜ!」とフロアにいる人たちが今度はスターになったり、ダンスにブルース・リーのアクロバティックな動きが取り入れられるようになったりします。ブルースリー、日本でも流行りましたよね。
すごいですね。海を渡ってイギリス、しかもイングランド北部の田舎の街で、ブルースリーのキックを真似してダンスに取り入れた子たちがいたわけですから。





で、1960年代っていったら、音楽をどうやって聴くかっていうとDJがラジオやクラブでかけるレコードが全てなので、DJとしては他のDJがかけていない曲をいかに入手してかけるか、またそれがみんなにウケるか?踊ってもらえるか?、他のDJが見つけていないカッコイイ曲を探し出すのに必死だったんですね。
で、当時ここぞというときの勝負曲についてはDJがその曲名を明かさなかったこともあったんですよ。それらの曲のことを”Cover Up(日本語で隠蔽)”と呼んでいたんですが、それについても、この映画の見どころのひとつとなっています。




(かっこいい〜。あちょ〜、やっ。ブルース・リー風に。)


ファッションアイテムだったバギーパンツをはいてクルクル回って踊るダンサーたちのシーンも、一緒に踊りたくなります。

今池シネマテークで公開中の映画「Northern Soul」でぜひソウルを楽しんでください。


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そして、このノーザン・ソウルを土壌として、80年代のアシッド・ハウスやレイヴの流れにつながっていき、マンチェスター出身のストーン・ローゼズやハッピー・マンデーズのイギリスでのヒットで「マッドチェスター」というムーブメントがロックの歴史に刻まれることになります。

そのときの若者たちの熱狂っぷりは、映画「24 Hour Party People」で見られますよ〜。


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2019年03月07日

映画「グリーンブック」、GOOD MUSICとともに爽快に描く白人と黒人の友情物語。

本年度アカデミー賞作品賞に輝きました「グリーンブック」。パチパチパチ。
今の時代の流れに一番あった作品でもありますし、それ以上に映画のクオリティがとてつもなく素晴らしく、何より感動的なのはこの話が1960年代の事実の友情物語だということです。






1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブ「コパカバーナ」で用心棒として働いていたトニー・リップ。ある日、黒人ピアニストの運転手としてスカウトされます。彼の名は、ドクター・シャーリー。ホワイトハウスでも演奏したこともあるほどの天才は、なぜか差別の色濃い南部での演奏ツアーを望んでいました。
躊躇していたトニーですが、クラブの閉店が決まり別の仕事を探さなければいけない中、2人の息子たちのためにも稼がなければいけない。渋々ドクター・シャーリーの運転手を引き受けると、レコード会社から「グリーンブック」を手渡されるのでした・・・





ということで、この「グリーンブック」とは何かというと、人種差別があった時代に出版され売れていたという「黒人が利用可能な施設を記した旅行ガイドブック」です。これを持って、トニーは毎晩無事にドクター・シャーリーをホテルに送り届けるという役目もしていたんです。

この映画は、ぜひ見てほしいです。なぜかというと、めちゃくちゃ爽やかな映画なんですね。
白人黒人、どちらに偏ることもなく、そこは実際友情によって差別によるトラブルを乗り越えたふたりだからだと思うんですけど、今世界中のいがみ合っている人たち(ま、人種の違いだけでなく職場とか近所付き合いとか身近な人間関係でも)、あらためて分かり合える事を願う、純粋にそんな気持ちにさせてくれた映画でした。


まず、この映画の主人公のトニー・リップ。実の名前をトニー・バレロンガと言いますが、彼は、コパカバーナに12年間勤めて、フランク・シナトラやトニー・ベネット、また大物マフィアなどとも交流があった人だったそうです。学校に通ったのが7年生(日本で言う中学一年生)までだったので、教養がなくてガサツな人だったんですが、口が達者でカリスマ性があって説得上手だったので、あだ名が”リップ”とついたそうです。

で、そもそも、この作品の製作に乗り出したのは、これまでプロデューサー・監督・脚本家・俳優として活躍してきたニック・バレロンガというひとで・・・そう!彼は、主人公トニー・リップの息子なんです。お父さんとドクター・シャーリーの旅の話を何度も聞きながら育ってきたということで、映画化に動いたわけです。

次に、黒人ピアニストのドクター・シャーリー。
この方はいわゆる天才です。9歳でレニングラード音楽院の生徒となり、18歳でオーケストラデビューを飾り、複数の博士号を取得して複数の言語を話したそうです。
1964年の公民権運動まで、お手洗いの場所が白人と黒人で違っていたり、バスに乗れなかったり、地域によっては黒人は夜間の外出が禁止になっていたところもあるんだそうで、そんな中なぜドクター・シャーリーは黒人差別職の濃かった南部にツアーに行こうとしたのか・・・マハーシャラ・アリが演じて「アカデミー賞助演男優賞」を獲りました!

そして、監督は私たちには懐かしい映画「メリーに首ったけ」のピーター・ファレリー監督。
また、今の時代のドクター・シャーリーとも言ってもいいクリス・バワーズというピアニストが音楽を担当していますが、音楽も心地いいです。





うえ〜い。カッコイイ〜!
プロフェッサー・ロングヘアは、ニューオーリンズを代表するピアニストです。


映画「グリーンブック」ぜひ見てくださいね。

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2019年02月28日

2019年2月に聴いた、なりたまとめ。

ひとつ、私が出した企画が通りまして、春に向けて動き出しました。
私が名古屋を好きになった具体的な理由がいくつかあるのですが、その中のひとつである人物に会うことができました。
嬉しいな。楽しみだな。
春が近づくと心が揺れますね。

ゆら〜ゆら〜ゆらららら〜。(すみません。あまり意味はなし。笑)





パンダと熊を並べたアーティスト名です。パンダベア。
アニマル・コレクティヴの創始者として有名ですが、ソロでの活動もすでに20年経っています。
NewAL「Buoys」がリリースされました。
シンプルながらインパクト大。子供が見るアニメや映画のテーマにしてもよさそうな勇敢さとキャッチーさがGOOD。





イギリス・ノッティングハムの熟練パンクデュオ。
ここ数作の評価がめちゃくちゃ高く、今回はRough Tradeを離れ自分たちのレーベルからリリースしたものの、やっぱり期待を裏切らない内容となっています。
なんというか、カッコつけてなくて、ところどころのメロディが口ずさみやすく、かつ効果音や耳馴染みのよいトラックが、自然とどんどん次の曲への期待を高めていく質の高いパンクアルバム。すごい。





あ〜春です。
つぼみの膨らみが弾ける瞬間や舞い散る花びら、どのピンクの光景にも合いそうなサウンド。
メチル・エチルのNewAL「Triage」。サイケといえばサイケ。スモーキーなポップですが、今回のために聴いていたというクラシックの影響もあってかところどころの転調やコーラスがドラマティックです。





同じくサイケデリックサウンドですが、ボサノバの国、ブラジルのバンドだからか上品さが漂うブーリガンズ。
結成時から聴いていてもう6年ほどになりますが、このピュアボイスは若かったからってわけじゃないのね。
5月に4枚目の新作リリース。スウィート。





The 1975のドラマー、ジョージ・ダニエルがプロデュースに参加しているロンドンのSSW。
ジャパニーズとつくと、日本人としてはやっぱり嬉しいですね。
耳から体全体に浸透していくような潤いサウンド。





NewAL「Outer Peace」は大都会の交差点のど真ん中でも踊りたくなる今風アーバンソウル。
トロイモアが選曲するDJを最近聴いていたんですが、んまーお洒落でして・・・でも本当に好きなんだろうなぁ。
いいなぁと思ってしまいました。そういうのやりたいな。なんかないかな。





はぁ〜そして、ディスコをどメジャー&大舞台でやってのけてしまう横綱ケミカル・ブラザーズ。
今年はフジロックですね。どひゃー!





デビューからUKでは全部のアルバムがヒットしている大関バンド、フォールズ。
今年は2枚リリースするんだそうで、パート1となる作品が3/8に、パート2は秋にリリース。
途中からのアップテンポにあがりますね〜。空耳で「オドレ〜オドレ〜」って聞こえる。笑





美人で芸術性に溢れた・・・溢れすぎて風変わりな人です。
失礼かもしれませんが、ニュージーランドにもこういう人がいるんですね。
すでにイギリスやアメリカでは大きな評価を得ているアーティスト、オルダス・ハーディング。
4/26にNewAL「Designer」リリース。日本盤も出ます。

このMV最後まで見ました?すごいでしょ?





じゃ、ラストは「変」つながりで締めさせていただきます。
ショーン・レノンとプライマスのレス・クレイプールによる、The Claypool Lennon Delirium。
MV、おっぱいがいっぱい飛びます。目ん玉がピラミッドの上に乗っかります。
あとはなんだか、なんだか・・・でもなんだかんだで聴いてしまうのです。


Pet Shop Boysも入れたかったなぁ。
暖かい日が早くも多くて、嬉しいけど、なんか冬も頑張ってほしい。



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2019年02月27日

FugeesもNina Simonにもグッとくる!映画「ビールストリートの恋人たち」

映画「ビールストリートの恋人たち」が公開中です。
監督は、昨年のアカデミー賞で「ラ・ラ・ランド」と間違って発表された作品賞を覆して受賞した「ムーンライト」の監督バリー・ジェンキンス。
そして、今回はレジーナ・キングが助演女優賞を受賞しました!(母親役です。)





せっかくなので、久々にFugees。聴きながら続きをどうぞ。





舞台は1970年代のニューヨーク、ハーレム。
19歳の女の子ティッシュは、幼なじみのファニーの子供を身ごもりますが、彼は無実の罪で監獄の中での生活を余儀なくされています。
2人の親たちがなんとかファニーの無実をはらそうと奔走するのですが、家族には様々な困難が待ち受けていて・・・というお話。

この映画の原題は「IF BEALE STREET COULD TALK(:もしビールストリートが話すことができたのなら)」。
地図で見てみると、ビールストリートってニューヨークのマディソンアヴェニューの大きな道路2つほどとなりにあるストリートなんですけど、その通りがファニーとティッシュ、このふたりに起きた出来事を語れるのに・・・ファニーが無実だって証明できるのに・・・ということなんですね。なのに、できないのはなぜか・・・これはある出来事でティッシュを守ろうと抵抗した相手が白人の警官で、目をつけらちゃうんです。それで、全然関わりのない外国人女性への強姦という濡れ衣を着せられてしまうわけです。

ひどいですよね。でも、今みたいに道路にカメラがついている時代じゃないですからね。
黒人だってだけで、こうなるんです。でも、この映画のすごいところは、こういう話をメッセージを持たせながら、ブルースやジャズ、オーケストラという音楽を使って、映像も含め、美しく見せてしまうところなんですね。

原作は、ジェイムズ・ボールドウィンっていう黒人の小説家で公民権の運動家でもあった方が書いた1974年の小説。彼は、1940年代のヘミングウェイやエラ・フィッツジェラルドがいた頃のパリで生活をし、人種差別のことや同性愛のことなどを60年代から70年代にかけてたくさん残した作家で、彼の作品がいまだに世界中に伝えられています。

魅力としては、いろんなつらい状況にありながら生活する黒人の恋愛をロマンティックに書き上げること。
そして、もうひとつは、懐深いユーモアをもった作家だったということです。
この映画でも、様々な黒人家庭を描いて皮肉ったり、ちょっと悪いことしちゃっているのを隠さずに描いたりして、でも応援したくなるよう愛着をもたせる、そういうのが今の時代にも受けるところだと思います。
本当は、映画では、もっと面白くしたかったのかもしれませんが、一応ラブストーリーが軸なので、このくらいのバランスなんだろうな、っていう感じです。


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もうひとつだけ。
妊婦のティッシュが働く場所が百貨店の香水売り場なんですよ。
70年代に黒人がこういう場所で働ける、というところで、お家柄が推察できたり、それでも白人から嫌な目で見られたり、いいこともあったり、そういうシーンから感じ取れる70年代もありますので、お洒落なファッションとともにチェックしてみてください。


番組では、こちらの曲をオンエアさせていただきました。
映画で使われているニーナ・シモンの曲です。
惜しみない愛の歌です。





この曲は、ジェフ・バックリィがカバーしているのですが、それがまた素晴らしいんです。





は〜。どっちも沁みるなぁ。
posted by なりたま at 15:28| movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする