ZIP-FMでも今後ろでかかってる”This Charming Man”とかオンエアされていたりしますが・・・
ここ5年くらいですと、ボーカリストのモリッシーが来日公演で名古屋に来てくれたり、ギタリストのジョニー・マーがフジロック・フェスティバルに出演したりしていて、存在は知っているという方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
日本でもずっと大ファンって人が多くて、クラブイベントだと今でも「ザ・スミス・ナイト」と銘打って一晩中ザ・スミスの曲ばかり流すっていうのもあるくらいですが。
さぁ、そんなザ・スミスを題材にした青春ムービー「ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド」が今日公開です。
関係者やファンの間で長年語り継がれてきたザ・スミスファンのラジオ局ジャック事件に着想を得たという作品です。ポイントはアメリカが舞台、ということですね。
コロラド州、デンバー。
ザ・スミスの解散を知ったスーパーで働く女の子、クレオはニュースが流れても普段と変わらない日常に傷ついていました。レコード店で働く男性店員ディーンに「この町の連中に一大事だとわからせたい」と訴えます。
ディーンはクレオをデートに誘いますが、友達が軍隊に入るから仲間と集まると断られ一人に。
するとなんとディーンは拳銃を持って、地元のラジオ局に押し入りザ・スミスの曲をかけろ、と脅し、占拠したスタジオでひたすらザ・スミスの曲をオンエアしていくのですが・・・というお話。
これジャックすることになる地元のラジオ局っていうのが、ヘビーメタル専門の放送局っていうのが面白いんですね。アメリカだとラジオ局がたくさんあるじゃないですか。
細分化されていて、ジャンルごとにラジオ局が存在するので、今回ジャックしたラジオ局がヘビメタ専門っていうのも設定としては不思議じゃない・・・んですが、そのラジオ局にたった一人いるラジオDJっていうのが、スタッズとかKISSのアップリケの付いたGジャンのベストに長髪を一つに結んで髭を生やした、いかにもヘビメタを愛していそうっていうDJなんですよ。
銃を突き付けられらから渡されたザ・スミスのレコードを次々かけていくんですけど、二人のやりとりが、最初はもう笑いの連続です。これヘビメタファンも見たら絶対笑えます。
で、ザ・スミスの曲を聴きながら音楽の話だけでなくプライベートの話にまでなっていって、もう、とにかく・・・いいんですよ。
一方、女の子のクレオちゃんの方は、仲良しの男女4人でパーティーに出かけていくんですが、ザ・スミスファンであることで男性だけど顔にメイクを施しているのをイジられたり、女の子の方も価値観の合わない男の子とのコミュニケーションで、改めて自分の気持ちに気付いて傷付いたりするんですけど、その繊細さが、まるでザ・スミスの曲みたいなので。
馬鹿騒ぎする中で、それぞれ悩みを抱えているっていう描かれ方もすごく良かったですね。
監督はロック作品で有名なスティーブン・キジャックで、ミックジャガー直々の依頼でストーンズの映画手掛けたり、ジャズ・ベースプレイヤーのジャコ・パストリアスのドキュメンタリーを監督した人です。
ザ・スミスの曲が20曲以上使われていて、まるで目くるめく感じです。
ファンの方は絶対に絶対に見てください。見ないと後悔しますよ〜。
映画「ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド」今日、伏見ミリオン座、TOHOシネマズ赤池、109シネマズ明和で公開となります。ぜひ足を運んでください。
【超ネタバレです!】
映画始まってすぐ、あんなに本物のThe Smithsが出てくるとは思いませんでした。
しかも結構ラストまで出てくるんですよね。ファンにはたまらないでしょう。
数多くの楽曲の使用許可が出ていることからも、かなり信用性の高い作品なんだなと思いました。
80年代を舞台にした青春ムービーではありますが、完全なスミス映画と言って過言ではない作品です。
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