2022年01月07日

年が明けるとデヴィット・ボウイを想う。映画「ジギー・スターダスト」再び公開。

2022年は、デヴィッド・ボウイ生誕75年、そして、彼をスーパースターに押し上げた、ロック史上燦然(さんぜん)と輝く名盤「ジギー・スターダスト」が発売されて50年となります。その「ジギー・スターダスト」を提げて行ったツアーの伝説的な最終公演を収めたライブ映画「ジギー・スターダスト」が、誕生日の前日1月7日に公開となります。





5年後に滅びようとする地球に異星(地球以外の星)からやってきたスーパースター「ジギー・スターダスト」にデヴィッド・ボウイが扮し、ロックスターとしての成功から、その没落、絶望、そして復活までを描いたのがコンセプト・アルバム「ジギースター・ダスト」です。

この映画では、デヴィッド・ボウイが1972年から73年にかけてイギリス、アメリカ、日本で行ったツアーの最終公演、ロンドンのハマースミス・オデオン劇場での伝説的なライブを撮影しています。





「ジギー・スターダスト」
”スターマン”は、ラジオでジギーの曲を初めて聴いた子どもの視点で書かれた曲。
”屈折する星屑”はそのジギーが絶頂から没落するのをバック・バンドの視点で描いた曲になっています。で、そこから復活する曲”ロックンロールの自殺者”は後ほどお届けしますが、とにかく、この時のボウイは神格化(神様)だった訳で、ライブに訪れた若い男女ともにものすごい熱狂的かつ、ボウイがやってることが先を行き過ぎていて、はっきり言ってよくわかっていないっていうファンも多かったんですよね。狂気と歓喜と戸惑いが同時にある感じ。
それが、この映画を見ると、とてもよくわかると思います。結局はかっこいいんですけどね。

この時のステージ衣装には、ロンドンでコレクションをして間もない27歳の山本寛斎が担当。
この衣装を手がけることになった最初の出来事っていうのが、とても素敵なエピソードで、ある日友人から「今すぐニューヨークへ来い!」って電話があったんですね。
それで、仕事のスケジュールを急遽変えてニューヨークに向かい、デヴィッド・ボウイのショーを見たら、なんと天井から舞い降りてきた彼の衣装が自分がデザインしたものだったと。
思わず涙が出たそうなんですが、そこから仲良くなって、このジギー・スターダストの衣装を手がけることになったそうです。
でも、この世界観は衣装なしでは完璧にならなかったでしょうから、とても大きな役割ですよね。





そして、映画を見ていて興奮するのは、ギタリスト、ミック・ロンソンの存在ですね。
70年代をボウイと共に駆け抜けたミュージシャンですが、様々な映画やエピソードから紐解くに、バンドメンバーっていうのはボウイに言われるがままの演出をしているだけなので、衣装とか特に全く理解不能で、なんだこの派手な衣装は?みたいな反応だったらしいんですけど。笑
まぁ、ミック・ロンソンに至っては、これもミックのドキュメンタリーからのエピソードですが、デヴィッド・ボウイって、物語を描いたり、見せ方においては秀でた才能の持ち主ですが、機械いじりはできなかったミュージシャンだったんですよね。この頃は特に。
その部分を補っていたのが、ミック・ロンソンだったわけです。ま、でもミックはとても謙虚な人で、とにかくボウイの横でギターを弾いてるのが楽しい!っていう感じがこのライブでも溢れ出ています。

監督は、ボブ・ディランの「ドント・ルック・バック」で音楽ドキュメンタリーの歴史に一線を画した、アカデミー賞名誉賞受賞監督のD.A.ペネベイカー。
全曲の歌詞の翻訳を、シュガーベイブのベーシストだった寺尾次郎が行っています。
この日本語訳も素晴らしいので、ぜひ堪能してください。

映画「ジギー・スターダスト」今日からセンチュリー・シネマで公開。
その後、イオンシネマ長久手や三重の進富座などで順次公開となります。
posted by なりたま at 00:00| movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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