2021年06月02日

ミック・ジャガーもノリノリ!アレサのゴスペル・ライブの映画化「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」

「ソウルの女王」と呼ばれた、アレサ・フランクリンの映画が公開中です。
アレサ・フランクリンといえば、





1967年の曲”リスペクト”が、当時盛り上がっていた公民権運動やフェミニスト運動と相まって世界的に大きな影響を与えました。アカデミー賞では、R&Bヴォーカル・パフォーマンス賞を1968年から8年連続で受賞。また、ロックもカバーしていた彼女、”Let It Be”は本家のThe Beatlesよりも実は少し早くリリースされていたんですよね。
女性として初めて「ロックの殿堂入り」を果たしたアーティストでもあります。


では、映画「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」について。

1972年1月13日&14日、アメリカ・ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会で行われたライブがありました。それを収録したアルバム「AMAZING GRACE」は300万枚を超える大ヒットを記録したライブアルバムで、おそらく今聴いているジッピーの中にも、そのアルバムを持っているという方いらっしゃるのではないでしょうか?

このライブを指揮したのが、ゴスペル界の大御所ジェームス・クリーヴランド。
バンドメンバーには、ギターにコーネル・デュプリー、ベースがチェック・レイニー、ドラムはバーナード・パーディー、と・・・この人たちは、後に、ビートルズなどのロックから、ファンク、ジャズ、フュージョン、そしてヒップホップの、ファンはもちろん、数多くのミュージシャンにもリスペクトされている演奏家たちですね。そこに、サザン・カリフォルニア・コミュニティ聖歌隊が加わってのゴスペル・ライブとなります。
私、今回の映画を見て「あぁ、ゴスペルとはこういうものなんだな」と理解しましたね。





アレサ、可愛い♡

音でのアルバム作品はあったのに、なぜ今映画が公開されることになったのかというと、ちゃんと当時撮影はしていたんです。ところが、カットの始めと終わりのカチンコがなかったために音と映像をシンクロさせることができないというトラブルに見舞われて、完成できないまま頓挫することになったんですね。それがテクノロジーの発展でついに映画にすることができたそうで、これが実現できちゃったのはものすごいことなんですって。

教会の会場に、黒人だけでなく白人のお客さんも結構いて、ジェームス・クリーブランドが司会みたいな感じでもあるんです。「ここは教会。主への(神への)気持ちを体で表そう」と話すと白いドレスのアレサが登場してグランドピアノを弾いたり、教壇で歌を歌うんですね。神の教えを伝える人みたいですよ。子供の頃は神童と呼ばれて、16歳のときにはキング牧師の巡回演説に同行していたアレサですが、もう観客の心の掴まれ方が半端ないんですね。”アメイジング・グレイス”はもう鳥肌ものだったんですけど、聖歌隊の人まで涙を流しちゃったりとか・・・この映像化は本当に貴重だし残すべきものだなと思いました。

ゴスペルを体験して感じたのは、特にやっぱりアメリカの黒人たちですかね、生まれながらの劣等感みたいなものがあるのか、救われる声と言葉があるんだろうな、これが信仰(神を信じて崇めること)なんだろうな、と。そういう音楽ですよね。

2日目には、あれ?ノリのいい白人青年いるなぁと思ったら、なんとローリング・ストーンズのミック・ジャガーがいたので、ぜひ見つけてください。

映画「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」センチュリーシネマにて公開中。岐阜と三重は7月公開に公開となります。


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2021年05月31日

2021年5月に聴いた、なりたまとめ。

育てている花が根元から折れてしまって落ち込んでいます。
乾燥させすぎてしまったのか、水をやりすぎてしまったのか・・・しょんぼり。
毎日にらめっこして何とか元気に回復してほしいと念力を送っています。
これも慣れてくればコツがつかめるのかなぁ。。

自力と他力のバランスに悩む今日この頃。
音楽はインディ界もコラボが目立っていたかな。





まずは、今の時代のUK ROCKを示すバンドと言っても過言ではなくなってしまったブラック・ミディ待望の新作「Cavalcade」から。
番組でもよくかけさせていただいています、"Chondromalacia Patella"は膝蓋軟骨軟化症のことを言います。調べてみたら13〜15歳の女子に多い病気だそうです。私はバスケをやっていたこともあって変形性膝関節症ですが、それとは少し違うみたいですね。
番組でそんな話をしたら「自分も最近膝が痛むんですが・・・なんかそんな音がします」みたいなメッセージが複数きました。笑

そんなBlack Midiの2ndアルバムですが、ロック、ジャズ、プログレ、エクスペリメンタルなどなどあれやこれやのジャンルの音が隊列(=Cavalcade)をなして仲良くしになのか、はたまた対戦をしになのか、混ざり合う姿(曲)のなんとエキサイティングなことか。
毎日聴いて興奮と希望を感じていました。サックスとキーボードがメンバーに入ったことがかなり効いています。Sax奏者はトム・ミッシュとも一緒にやっていたカイディ・アキンビニ。





グラストンベリー・フェスティバルによる世界配信イベントが開催されました。
同フェスの会場であるワーズィー・ファームの各場所から順番にライブを繰り広げていくわけですが、会場(牧場)のなんと広大なこと。それをドローン撮影した映像も圧巻でしたし、観客がいないことを逆手に取ったステージの工夫も素敵でしたし(特にWolf Aliceの岩で囲むロール・プレイング・ゲームに出てきそうな感じの演出)、ヘッドライナー風なColdplayのピラミッドがネオンのように光り輝くステージには世界中の人たちが感動したことでしょう。

そんな中、直前に出演が発表されたのがRadioheadのトム・ヨークとジョニー・グリーンウッドがSons of Kemet(カッコイイっす!)のドラマー、トム・スキナーと組んだ新バンドThe Smile。
あまり加工されすぎない純粋なドラム音でのバンド・サウンドが新鮮でした。アルバム作るんでしょうね。楽しみ。





では、コラボモノいきましょうか。
フジロックに出演したアジアン・アメリカン女性SSWのJay Som(ジェイ・ソム)とPalehound(ペールハウンド)によるバンドBachelor(バチェラー)がデビューアルバム「Doomin' Sun」をリリース。
The PixiesやThe Breedersなどの影響を受けているそうですが、この曲はSmashing Pumpkinsをも思い起こさせますね。





オーストラリアのJulia Jacklin(ジュリア・ジャクリーン)が大好きだと公言しているこちらもオーストラリアのポスト・パンク・バンドRVGと一緒にBjorkをカバー。
そうそう原曲もヘヴィでしたね。割と忠実なカバー。





King Krule(Archy Marshall)って弟がいたんですね。Jack MarshallのバンドHorsey、日本語に訳すと「(子供に対して言うような)お馬ちゃん」もしくは少し馬鹿にする意味での「馬のような」という意味もあるんだそうで、まぁ兄弟似た者同士といいますか・・・笑
Horseyの7月リリースのアルバム「Debonair」に収録。早く聴きたいし見たい。





さて、サウンドは爽やかに小鳥のさえずりが聞こえるレジースノウの新曲。日本人には馴染みある音も入ったトラックでしょうか。
アイルランドのラッパーですが、フロリダに留学(このときはサッカー選手を目指していたらしい)していたときは想像だにしなかった人種差別も体験したと言います。今はイギリスを拠点に活動中。1stアルバムもオススメです。

番組では"Cookie Chips"をかけていますが、そちらは昨年の夏に公開されていました。
これらの曲を含む2ndアルバム「Baw Baw Black Sheep」は7/9リリース。





純粋に面白い聴かせ方をするアルバムだなぁ、と思ったドーン・リチャードのNewアルバム「Second Line」。
アメリカ・ニューオーリンズの伝統からきているそうで、ちなみにセカンドラインというのは、ニューオーリンズの葬儀で教会や葬儀場からブラスバンドとともにパレードで見送る儀式があるのですが、先頭のブラスバンドと棺を運ぶ馬車や車、遺族や友人らたちを「ファーストライン」、そのパレードに参列する人たちのグループを「セカンドライン」と言います。

エレクトリック・フュージョンなんて形容がされていました。ドーン・リチャードは20年以上音楽活動をしている黒人のお姉さんですが、世代関係なくみんながシックにダンスできる作品です。





オルタナ・カントリーと言われているのが、このLambchop。
新作は「え・これラムチョップ?」と二度見しました。シンプルなギタートラックをMIDIピアノ・トラックに変換した、とのことで、本当に彼らのピアノアルバムになっています。カッコイイです。





SYMLと書いてシミルっていう、元バルセロナっていうバンドマンだったアーティストがいて、"Where's My Love"がドラマで使われたことからヒットし、その後はマイペースに活動、2019年に1stアルバムをリリース。こちらは今月リリースされたEPから。
お月見や夜明けにもぴったりですね。





ラストはWavves(ウェーヴズ)。7月16日にNewアルバム「Hideaway」がFat Possumからリリースされます。
Fat Possum Recordsは、ミシシッピ州アックスフォードを拠点とする、主にブルースのインディペンデント・レーベル。THE BLACK KEYSや彼らが新作でカバーした大御所のR.L.バーンサイド、日本でも人気のSpiritualized、2月にリリースしたアルバムがPitchfolkで高評価だったTHE WEATHER STATIONなどが在籍しています。

いい音楽はいつどの時代に奏でられてもいい、っていうのを再確認できますね・・・。
普遍的なものほど実は今の時代に合わせた変化や進化はあるんでしょうけど、新しいモノを意識しすぎて奇をてらうより、個人的には心地よいです。


今月はいろんなことがあったな。
来月は、そしてこの夏は平穏かつなにかいいことがあるといいなぁ。



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2021年05月26日

公開延期となっていた「AMERICAN UTOPIA」あさって公開です!

70年代から80年代のロックを語る上で必ず偉大なバンドとしてピックアップされるトーキング・ヘッズというバンドがいるんですが、その元トーキング・ヘッズのフロントマンで、グラミー賞受賞ミュージシャンのデヴィット・バーンが2018年に発表したアルバムが「アメリカン・ユートピア」で、この作品が2019年にブロードウェイ・ミュージカルとして再構築され大評判となりました。
で、その舞台を映画「ブラック・クランズマン」でオスカーを受賞したスパイク・リー監督が映画化したのが、
あさって公開となります映画「アメリカン・ユートピア」。素晴らしいです。





ユートピア・・・日本語でいうと理想郷のこと。
現実には存在しない社会、しかし、ユートピアを描くことによって現実の社会に対して問題提議を行うことでも表現として使われるのが「ユートピア」ですけど、そんなユートピアを「実現できる可能性についても伝えたかった」そうです。

この舞台にまずデヴィット・バーンがひとりで登場してこう言います。
「赤ん坊の神経細胞のつながりは、大人のそれよりも多く、成長することで減るというデータがある。人間は愚かになっていくのだろうか?」と。
このショーを通じて、コミュニケーションの大切さや選挙の重要性、人種問題など、現代の様々な問題について問いかけ、まさに「アメリカのユートピア」というものを、スコットランドからの移民であるデヴィット・バーンが問いかけるわけです。

で、ブロードウェイ・ミュージカルっていいましたが、いわゆる演劇仕立ての物語っていうものではなくて、デヴィット・バーン+11人のミュージシャンとダンサーによる、マーチングバンドを意識したライブ・パフォーマンスでして・・・楽器が全てコードレス、ステージからはコードやアンプといった機材が全く見えないようになっています。ドラム代わりに、パーカッションだけで6人いて、ちょっと鼓笛隊みたいに肩からぶら下げて、そのトータル12人が円陣を組んだり、並列になったり、振り付けも完全に決まっていて、それをしながら、デヴィット・バーンのアルバム「アメリカン・ユートピア」から5曲。トーキング・ヘッズの代表曲からは9曲、計21曲を次々に演奏していくっていう舞台なんですね。

メンバー全員がグレーのスーツに裸足っていうのも洗練されていてめちゃくちゃかっこいいんですけど、それも理由があって、照明の演出上、明かりを消すと見えなくなり、明かりをつけると、パッと浮かび上がる・・・まさに、ライブとブロードウェイのハイブリッドですよね。新しいスタイルというより、デヴィッド・バーンだからこそできるニューヨーク・スタイルを見せてもらった感じで。1曲終わるごとに、観客からは拍手喝采、感動しすぎて全員が常に立ち上がってしまうっていうシーンも多数ありました。

その臨場感がすごく伝わってくるので、私は一足早く試写会で見させていただいたんですが、思わず拍手してしまいましたね。
こういうライブの表現方法があるのか、とただただ感動もしましたし、芸術でもあり、プロテストでもあり、多様性でもあり、希望でもあった・・・そんな時間でした。

今回の11人のミュージシャンっていうのも、国籍がバラバラで、最後の方にはブラック・ライヴズ・マターを訴えたシーンもあったんですけど、そこではジャネール・モネイの”Hell You Talmbout”っていう曲を演奏するんですよ。これが、また凄い・・・。

映画「アメリカン・ユートピア」今日から伏見ミリオン座で公開です。





この曲をめぐっては、ふたつの解釈が語られます。
家に来ることを内心快く思っていないバージョンと、家に招き入れるバージョン。
それについてデヴィッド・バーンが話しているシーンもクスッと笑えます。
ファンの方はもちろんですが、初めて知った方もアート作品として、ぜひ見てみてください。
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2021年05月19日

映画「ファーザー」親のことを考える。自分もこうなるのかねぇ。

アンソニー・ホプキンスがアカデミー賞主演男優賞を受賞した作品、映画「ファーザー」が公開中です。
受賞した時は会場にいなかったというアンソニー・ホプキンス。まさか受賞するとは思っていなかったそうですが、この映画での彼の演技を見れば納得でしょう。現在83歳で史上最高齢の受賞、映画「羊たちの沈黙」レクター博士から29年ぶりの快挙となります。





イギリス・ロンドンで一人暮らしを続ける81歳の(アンソニー・ホプキンス演じる)アンソニー(役も同じ名前です)は老いによって記憶がどんどん薄れていっているのですが、本人はそれを受け入れられず、娘のアンが介護人(ヘルパーさん)を紹介しても拒み続けます。
そんな中、娘のアンがパリで新しい恋人と暮らすと言いショックを受けるのですが、その後、今度は自宅に知らない男が・・・なんでも10年以上住み続けていると言います。
もうひとつ気になるのは、アンの妹であるもう一人の娘ルーシーはどこへ消えてしまったのか・・・さて、真実は一体なんなのか・・・というお話。

この映画、こういう風にストーリーが紹介されるのは、主人公が80代のアンソニーで、そのアンソニー視点で描かれているからなんですね。なので、ボケていくおじいちゃんとその家族の物語、みたいな客観的な視点のほっこり映画ではないんですよ。

娘のアンがいたはずなのに、次の瞬間は違う女性だったり、アンがパリに行くって言ってたはずなのに、夫と名乗る男が同居してたり、でも認知症って、そういうことのなのかなって思わされるんですよね。
なんていうか、それらのいくつかは真実なんだろうけど、どれが真実なのかがはっきりしないまま、娘のアン含めて周りの会話についていくのがやっとで、というか、ついていけないまま、その状況に対応していかないといけない。シーンが切り替わると、主人公のアンソニーにとっては自分のおうちなのに、常に自分の理解できない状況にいきなり置かれる感じなんですよ。なんか、ミステリーっていうかホラーみたいな感じ。
基本的にずっと家のシーンばかりなんですが、この一部始終をずっと目をそらさず観客に見せられるのは、アンソニー・ホプキンスだからこそですね。あっぱれの演技です。





娘のアンを演じているのは映画「女王陛下のお気に入り」でアカデミー賞主演女優賞を受賞したイギリス人女優のオリヴィア・コールマン。
介護において、クセのあるお父さんなので苦労の連続なんですね。「腕時計がない」って言って「きっとあいつが盗んだんだ」とか。これ認知症あるあるじゃないですか。
でも、施設に預けるのを躊躇して、父を見捨てたくはない、と。なのにアンソニーはアンよりも妹のルーシーを溺愛しているんですよ。それはアンが可哀そう。

やっぱり、親の老いっていうのは誰しもが経験するじゃないですか。うちは母が来年70代に突入するんですけど、運転大丈夫かなぁって不安になったこともありますし、今は病気はしてないですけど、あと何年か後にはこういう風になるんだろうな、って思うと、今できる親孝行ってなんだろう、とか。ものすごく考えさせられました。

先日「家庭の企画」っていうコーナーでお母様のお悩みメッセージが届いたばかりですけど、ちょうど親の心配をされてる世代の方たちには、ぜひ見てほしい作品です。
映画「ファーザー」ミッドランド・スクエアシネマ、TOHOシネマズ浜松他で公開中、その後、他の愛知、岐阜、三重の映画館で順次公開となります。
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2021年04月30日

2021年4月に聴いた、なりたまとめ。

新年度が始まったという感じがしない春でした。
コロナですし、職場の環境もほぼ変わらなかったですしね。
ただ個人的にはいろいろあったかなぁ・・・
大人の階段上るのは大変ですね。

そんなときはミュージック。今月はたくさん聴いたな。





サウス・ロンドンのバンドDry Cleaningが4ADとこの3月に契約を交わしました。
デビューアルバム「New Long Leg」から。
カラオケ・パーティーで出会って(そんなのがイギリスにはあるんですね)結成したバンドで、のちに加入したフローレンス・ショウは大学講師で絵画の研究をしていたそう。ポエムリーディングのような低音ボイスで淡々と歌う姿がクールですし、イギー・ポップがこのバンドを称賛するのもわかります。
個人的には2019年に出していたEP「Sweet Princess」がお気に入りでずっと聴いていたバンドだったので、今回の4ADからのリリースはとっても嬉しいです。MVの再生回数もいい感じですし、コロナが収束したらいち早く生でライブがみたいバンド。





4ADといえば、イギリスのインディ・レーベルで、そこからリリースされてきたサウンドたちの美しい世界観から日本にも多くのファンがいるのですが、この度レーベル設立40周年を記念して記念碑的作品「Bills&Aches&Blues」がリリース。
所属するアーティストが過去の他のアーティストの曲をカバーしたもので、こちらはThe Breeders(PIXIESの元ベーシスト、キムのバンド)が同世代のHis Name Is Aliveの"The Dirt Eaters"をカバー。

ちなみに、そんなザ・ブリーダーズの曲をTune-YardsとDeerhunterのブラッドフォード・コックス、Big Shiefがそれぞれカバーする豪華ぶり。先ほどのドライ・クリーニングも参加しています。





4月スタートと同時に驚き歓喜したニュースがこのボビー・ギレスピーとジェニー・ベスのコラボ。ジェニーベスは2010年代を代表するポストパンクバンドThe Savagesの女性ボーカリスト。
そして・・・ほら、もうガチなゆったりデュエットじゃないですかぁ〜。ふたりの雰囲気もいい感じ。
しかも、アルバムが出ちゃうんですよ。7月リリース。しかも、プライマル・スクリームとザ・サヴェージズの双方のバンドメンバーが演奏には参加しているんだそうで、それもなんか興奮する!





Bartees Strengeの名前があったのでたまたま聴いた1曲。
プロデューサーのLorenzo Wolff(ロレンツォ・ウルフ)がフォークシンガーソングライターのJudee Sill(ジュディ・シル)を再解釈して制作した作品がリリース。このプロデューサーさんは初めて知りました。
ジュディ・シルの染み入るような曲(過剰なドラッグで逝ってしまったように・・・見えなさそうで、でも見える繊細さもある女性です)とは対照的なサウンドになっているのにビックリ。でも実際、ソフトロックなサウンドを「より汚く、世俗にとらわれたエレメント」に置き換えたとインタビューでは語っていたようです。





春風のようなサウンドにしんどいとき癒されました。
ブラックスキンにブロンド(ホワイト?)ドレッドヘアがカッコイイ!
SUB POPからリリースしたEP「What is Going on?」から。





あーいい。
The Internetを聴いている時と同じくらい火照る。





Ya Tseen(こう書いてヤ・シーンと読みます)のデビューアルバム「Indian Yard」から。
実際、インディアン部族のひとつであるトリン・ギットとしての彼の名前に由来しての名前だそうです。
ちょっと中に浮くような、仮想世界にいるかのような、でもインディアン・アートが混ざっているという、なんとも不思議な感じのするサウンド。Portogal. The Manが参加している曲もあります。





Kenneth Whalum(ケネス・ウェイラム)の2月にリリースされたシングル。涙腺緩みます。
写真を見ていると、サックス奏者でもあるみたい。
おじさんが有名なジャズ・フュージョン・サックス奏者のカーク・ウェイラムなんですね。





もし泣くことができたなら・・・と歌っているのはこちら、ステラ・ドネリー。
スウェーデンのアーティストJens Lekmanのカバーです。
儚くもピアノで可愛らしいカバーですね。





ラストは、新人風にはあまり見えないニューオーリンズを拠点に活動しているらしいSilver Synthetic(シルヴァー・シンセティック)。
ジャック・ホワイトのThird Man Recordsからリリースで、なんかそれが納得のサウンド。
爽やかですね。まるで新緑の季節に向かって晴れていくような・・・。


いろんなことが晴れていくといいな、と思う今日このごろです。

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2021年04月28日

アカデミー賞はこんなもん。映画「ミナリ」と音楽について。

アカデミー賞、「ノマドランド」が受賞しましたね。

監督賞がアジア人女性初の受賞となったことでも話題となりました。作品賞の後に主演男優賞の発表となったことで昨年亡くなった「マ・レイニーのブラックボトム」のチャドウィック・ボーズマンが受賞してみんなで彼を悼みエンディングなのかと思ったら、まさかのアンソニー・ホプキンス。
このことについていろんな意見が映画評論家から発せられていますが、各部門受賞した作品や俳優さんを一歩引いてみてみると、純粋な評価はもちろん、やはり人種のバランスが取れた結果だったのかなぁとも思います。アワード自体がメッセージを訴えることも必要ですが、分断をなくしたいというのも今は世界共通の願いでもあるので、こういう風になるのは自然な気もしますし、それでアワードの在り方に疑問を感じる人や関心がなくなる人が増えるのかもしれませんが、長い歴史ですから、これまでがすべて順調だったわけでもないと思います。
ただ、最優秀作品や最優秀俳優さんたちの名は永遠に残りますからね〜。その背景や出来事もしっかりと残し、伝えていく必要が少なくともメディアや評論家には必要なんだと思います。


さて、そんなこんなで、結構前から公開されていましたがアカデミー賞でもノミネートされました「ミナリ」、まだ間に合います。





成功を夢見てアメリカ南部に移住する韓国系移民一家を描いたお話しです。ミナリっていうのは「芹(七草のひとつ)」のことを言いますね。英語と韓国語両方が使われています。

主人公の男は夢を持って大きな土地を手に入れて農業を始めます。住む場所はなんとトレーラー。話が全然ちがう!と心折れそうになりながらも、妻は夫を支えようとします。
生計を立てようと、ふたりでひよこの雄雌(おすめす)を分ける仕事もするんですが、そうすると二人いる子供の面倒を誰かに見てもらいたい・・・そこでお願いするのが、妻の母、つまり、お婆ちゃんなんです。

このお婆ちゃんがユニークなお婆ちゃんで、ホント自由というかハチャメチャというか、言葉遣いも荒いので悪い言葉もいっぱい言うんですよ。男の子のお漏らしのシーンで、「ディンドン・ブロークン」って言うんですけど、股間が壊れたっていう意味で、そこはいろんなアメリカ人が爆笑したんじゃないかなぁって思いますね。
仲の悪かった男の子とも心通じ合うようになっていく過程もいいんです。このお婆ちゃん役のユン・ヨジュン、アカデミー賞助演女優賞を見事受賞しましたね。スピーチも(特にブラッドピットに「やっと会えた。初めまして。」と挨拶したシーン)ユニークでしたね。

映画「ミナリ」は現在全国で公開中。ユナイテッド・シネマ阿久比と三重・新富座は公開になったばかりです。





そして、音楽がよかったですね。

Emile Mosseri & Han Ye-riによる"Rain Song"です。
このエミール・モッセリという人は、ここ数年で映画音楽で頭角を表してきている音楽家で、2019年の「ザ・ラスト・ブラックマン・イン・サンフランシスコ」も手がけています。「ミナリ」ではアカデミー賞のスコア部門でノミネートされました。

で、この方、The Digというニューヨークのバンドのベース/ボーカルです。





アメリカのドラマ「スーツ」で使われていたようですね。なので、アメリカではある程度は有名なんだと思います。
まだ35歳。エミール・モッセリが音楽を手がける映画は今後も注目です。


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2021年04月22日

カリフォルニアに旅行気分で映画「パーム・スプリングス」を見る。

一風変わった”タイムループ”をテーマにしたラブ・コメディ映画「パーム・スプリングス」。
昨年1月に「サンダンス映画祭」で大きな評価を得た作品で、でも2020年ってコロナで映画館での公開がままならなかったじゃないですか・・・そんな中、ドライブインシアターでの上映で絶大な人気を誇ったというのがこの作品です。





舞台は砂漠のリゾート地、パーム・スプリングス。
妹の結婚式に居心地の悪さを感じていた主人公サラですが、アロハシャツを着た一見場違いな男ナイルズに興味を抱きます。いい雰囲気になるふたりですが、謎の老人がやってきて突如ナイルズを襲撃。負傷したナイルズは近くの奇妙な洞窟に逃げ込んでいきます。
それを追うサラ。ナイルズは止めようとしますが、サラも洞窟に入ってしまい、一度眠りに落ちるとなんと結婚式の日の朝に”タイムループ”しているのでした・・・というお話。

まぁつまり、どんな1日を送ろうとも眠ってしまえば、また同じ朝がやってくるということです。ナイルズがすべてわかったような態度をとるのは、このタイムループが原因で、
このループにハマっていることで、ずぅーっと同じ日を繰り返しているんですね。
で、仲良くなったふたりはめちゃくちゃ楽しい時間を過ごすんですが、でもいつまで経っても明日が来ない、これでいいのか・・・ということで、、

テーマとしては単純なんですけど、眠ったら同じ朝を迎えるだけでなく、例えば死んでも同じ朝を迎えるんですよ。なので、試しにじゃないですけど、なんとか状況を変えようとしてむちゃくちゃな行動を起こしたりするんですが、それ以上に蓋を開けたら、その結婚式の日に至るまでの真実もむちゃくちゃで、映画館で何度も笑ってしまいましたね。

ゴールデン・グローブ賞では、コメディ・ミュージカル部門の作品賞と主演男優賞にノミネートされた作品なんですけど、、





そのナイルズ役をやっている俳優がアンディ・サムバーグという人で、この映画の製作も兼ねています。コメディの部門ではこれまで数多く賞を受賞している人で、「サタデーナイトライブ」っていう1975年から放送が続くアメリカの長寿人気番組があるんですけど、2000年代の後半からはこの人が加わったことで番組が盛り上がったんだそうです。日本でいうと山田孝之さんのような、俳優でもあり製作にも関わり常に面白いものを作り続ける存在みたいな人ですね。アメリカでは知らない人はいないんでしょうけど、ぜひこの機会にアンディ・サムバーグさんにも注目してください。





音楽もいいんですよね〜。カリフォルニアのパームスプリングス、場所は砂漠って言ったんですけど、結婚式のパーティー会場(宿泊の場所)にはプールがあって、そのバックに流れる音楽にクルアンビンが使われていたり、ナイルズとサラがビリヤードがあるバー(プールバー)でダンスするシーンにはパトリック・カウリーっていうディスコ音楽の人なんですけど・・・そういうオープニングからエンディングまで(ダリル・ホール&ジョン・オーツ)すべてのBGMがタイムループを楽しくさせたりラブストーリーをカラフルにしたりしているので、ぜひ音楽にも耳を傾けてみてください。








David Bowieが使用されたのは予告編だけでした。笑


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2021年04月14日

「バンクシー展」旧名古屋ボストン美術館に行ってきました。

名古屋市の金山にあります「旧名古屋ボストン美術館」で「バンクシー展 天才か反逆者か」という展覧会が開催されています。

バンクシーは、神出鬼没の芸術家で、イギリスを拠点に活動しているとのことですけど、世界のあちこちで或る日突然、壁とか橋とかに絵が描くような方で、日本でも東京のゆりかもめの駅の防潮扉で絵が見つかって・・・そのときは都がすぐに撤去して保存してましたよね。笑

というのも、今やバンクシーの作品はものすごい値がつきますからね〜。で、それを本人もわかっていて、自分の作品をオークションで売ってお金にしては寄付をする、昨年であればパレスチナの病院に寄付したり、最近のニュースではコロナがあって医療従事者へのエールをこめた「ゲームチェンジャー」っていう子供が遊ぶお人形(ヒーロー)がマント姿の看護師になってるって作品があるんですけど、それが競売でなんと約25億円で落札されまして、そのお金はイギリスの医療機関や慈善団体に寄付する、とのこと。

こういう風に説明すると、バンクシーっていい人の印象を受けますけど、じゃ世界中のストリートに勝手に絵を描くことはいいのか?とか、彼の作風として社会問題に対して批判的なメッセージを訴えたり皮肉をこめたりしているので、それはどうなんだ?
ということも踏まえて、この展覧会には「天才か反逆者か」というタイトルがついているというわけなんですね。


バンクシー展にきた.jpg


私は先週末行ってきました。
入ってすぐ見られたのが、コロナで活動もおうち?と騒がれたネズミのトイレアート。


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今回訪れたのが2回目だったんですけど、タイミングもあってか作品から考えさせられたことが少し変わりましたね。

例えば「スマイリー・コッパー」っていう戦闘服に身を包んだ黄色いスマイリーがずらっと並んでる作品があるんですけど、それは今みたらやっぱりミャンマーを思わせましたし、


EU星.jpg


あとは「ブレグジット」っていう大きなEUの旗(EU加盟国の数の星がぐるっと円になってる旗)星の一つを削り取る作業員の姿を描いた作品が港町のドーバーにあって、それはちょうどイギリスがEUから離脱するかっていう絶妙なタイミングだったことから市や建物の所有者がその作品のブルーのEU旗のところだけ白ペンキで塗りつぶすっていう出来事があって・・・それがわかる展示になっているんですけど、それを今見るとイギリスとEUのワクチン問題、それを思い起こさせるんですね。
ま、あとは、消費社会、環境汚染、戦争とか、そういういろんなことを訴えたバンクシーの作品を見ることができます。


ブラーレコジャケ.jpg


ブラーの2003年のアルバム「シンクタンク」のジャケットの絵はバンクシーが描いたもの。


6つのスクリーン.jpg


CCTV「監視カメラ」って作品では6つのテレビのスクリーンがあって、そのうち会場で作品見てるお客さんをこっそり監視してるのがあるのですが・・・


カメラはあそこだ.jpg


今回はそのカメラがどこにあるんだー!って探して、見つけた瞬間「これかー!」って逆にそのカメラにスマホを向けてやりました。笑
逆にスクリーンに映っていた私も見られて(監視されて)いたかもしれませんけどね。


ノースイミング.jpg


そして、先々週から「ノースイミング」っていう日本初公開となる作品の展示がスタートしました。これは、2006年ロンドンのハイド・パーク近くの湖水泳場(泳げる湖)に設置された標識の作品なんですよ。それがあまりにも馴染んでて、3週間だれにも変だと気づかれなかったものだそうですが、「CAUTION 注意して泳いじゃダメよ」っていう文字とワニのマークが一緒に描かれた作品でしたね。


競売でザクザク.jpg


ラストは「ガール・ウィズ・バルーン」という女の子がハートの赤い風船持った作品で、競売で落札された瞬間にシュレッダーにかけられたっていう・・・覚えてます?その一部始終を撮影した動画がこのバンクシー展では見られます。


「バンクシー展 天才か反逆者か」旧名古屋ボストン美術館で5/31まで開催されます。
まだの方はもちろん、一回行った方も再度訪れてみてはいかがでしょうか(*^_^*)

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2021年04月06日

モリッシーの歌詞を踏まえるとこれもまた納得。映画「ノマドランド」

フランシス・マクドーマンド主演の映画「ノマドランド」が公開中です。
アカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演女優賞、脚色賞、撮影賞、編集賞の主要6部門にノミネート。注目なのは、監督賞ですね。先日のゴールデン・グローブ賞では、クロエ・ジャオ監督が、アジア人女性の監督として、初のノミネート、初の受賞に輝きました。では、ストーリー。





リーマンショックで企業が倒産し、長年住んでいた家を手放すことになってしまった60代女性のファーン(フランシス・マクドーマンドが演じています)は、キャンピングカーに亡き夫の思い出を詰め込んで”現代のノマド(遊牧民)”として車上生活を送ることにします。定職に就くことができないファーンは季節労働者として、雄大なアメリカの大地を車で走る生活を送りますが、先々で出会うノマドたちとの交流とともに誇りをもった彼女の旅はどこまで続いていくのか・・・というお話。

アメリカを車で横断するので、大自然が広がる映像と、「人生は旅である」みたいなところで、(洋画ファンの方はご存じかと思いますが)映画「イントゥ・ザ・ワイルド」と比較される方もいるんですけど、、


【ここからはネタバレ含みます】

この作品はジャーナリストが書いたノンフィクションが原作になっていて、この「ノマド」という存在、そして実際のノマドたちの生活をそのまま映画にしたのが、この作品となります。
企業の経営破綻で工場がなくなったりして、そこで急に仕事を失った人たちが住んでいた家をも手放してキャンピングカー(トレーラー)ひとつでなんとか生きていくわけで、それが主に高齢者の人たちだったというのが現実としてあるんですね。で、この作品の主人公ファーンは、夫に先立たれるんですけど、きっと子供もいないんだろうなぁ、ってのもわかる。

じゃ、寂しいばかりかというと、そんなこともなくて、広大なアメリカであっても、このノマドのコミュニティーみたいなものがちゃんとあって、集まって焚き火をしながら円を作ってみんなで話をしたり、食べ物飲み物を分け合ったり、仕事の情報を共有したり、仲良くなっていけば、それはそれで「そんな生活もアリかな」と思えちゃうんですよね。
野外フェスが好きな人にとっては、朝霧JAMとかGO OUTとかの光景と変わらないので、自然のなかで着の身着のままっていうんですかね・・・

で、後から知ったんですけど、あまりにもそういう風景が自然だったり、ノマドの人たちの言葉に説得力があるなぁって思ったら、なんと本物のノマドたちが出演していまして、なのでこの作品は役者が演じてもいるんですが、半分はドキュメンタリーみたいにもなっているっていうのが、ポイントの作品でもあります。

リンダ・メイっていう、この人ノンフィクション本にも登場しているノマドの女性なんですけど(白髪のポニーテールのおばあちゃん)、そのまま本人役で出ていて主人公のファーンを助ける仲良くなる役でとても人間的魅力のある方です。自分が癌を患っていることから余生について考え、絶対に病院で死ぬのはイヤ!と旅をしている女性・・・カヤック、ペリカン、ツバメの美しさを語りながら放った"My Life Is Complete"という言葉が印象的でした。





映画では始まってすぐこの曲についてのエピソードが出てきます。
ファーンが働く工場で一緒に働く同僚が腕にこの曲の歌詞のタトゥーを入れているんです。
ここでは「家とは心の中にあるもの」という和訳が字幕に出てきます。

では、実際この曲はどういう曲なのかというと、
Home is a Question Mark
Home is Some Place... I Dunno (I Don't Know)
家とはどんな場所なのか疑問に思うところから、

Home is it just a word ? 家とはただの言葉なのか
Or is it something you carry within you 何か心の中にあるものなのか

と問い、もしも自分が家を見つけたらと思い巡らせますが、
最後には「俺がそんなことすると思うか?俺は何度も自分自身を守ってきたんだぜ」とモリッシーらしい締めくくりを聞かせます。
まぁ、別にこの曲が直接映画には関係ないんですけどね・・・でも照らし合わせると、最後のファーンのシーンがとてもポジティブに力強く感じ取ることができます。

The Smiths(ザ・スミス)のファンにもぜひ見てほしいですね。


映画「ノマドランド」全国公開中です。
posted by なりたま at 17:48| movie | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月31日

2021年3月に聴いた、なりたまとめ。

3/29からZIP-FMは新年度に突入しました。
春からうちの番組はほんのちょっとの人事異動?みたいなものがあり、実はちょっとの勘違いでバタバタしておりました。

責任を与える、与えられる、というのは大きな事ですが、いつかどこかでタイミングがきます。
与えられるということは実力を(少なくとも最低限以上は)認められているということなので、チャンスを与えられた人は自信を持って取り組んでいったらいいと思います。一方与える側は、ある程度のケアが必要です。手を貸すことは簡単ですが、見守ることは忍耐力が要ります。信頼と放置は絶対的に違うので、任せたとしても安心にできるまでは育まないといけないんですよね。子供がひとりで自転車に乗れるようになるまでと近いものがあるような気がします。いろいろ考えさせられた数日間でした。

ちょっと忙しくてアルバムゆっくり聴けてないなぁ・・・





Opus Kink(オーパス・キンク)はイングランド/ブライトンを拠点とするインディーバンド。
"ねじれた作品"みたいなバンド名でちょっとユニークですが、バンド編成もトランペットとアルトサックスが入った6人組でふくよかなサウンドを聴かせてくれます。
今回のシングルのプロデューサーはThe Charlatansのティム・バージェス。アルバムも楽しみです。





Death From Above 1979、4年ぶりの新曲&NewAL「Is 4 Lovers」嬉しかったですね。
アルバム聴いたらカウベルの音が鳴ってて、なんかクスッとしてしまいました。
ベース&ドラムの2人組でギターレスにも関わらず、相変わらずエッジがきいていてかっこいいですね。
今年もし通常通りのフジロックが開催されていたら・・・出ていたんじゃないかなぁ。ま、来年!





イエーイ!ロック!!
Japanese Breakfastの新曲はギターのカッティングも最高でダンシンな曲です。
NewAL「Jubilee」のジャケットでは彼女が柿を持っていて、柿っておそらくよく食べるのは日本の文化だと思うので、あえて意識もしているのかと思います。干し柿みたいに柿をいくつも吊るしていて、柿の和のカラーがとっても素敵です。





アウアウ、オアオア言っておりますSt. Vincent(セイント・ヴィンセント)の新曲。5/14にNewAL「Daddy's Home」がリリースされます。
St. Vincentことアニー・クラークのお父さんが2019年に刑務所から出てきたことをきっかけに曲作りをスタートさせたようですが(何で刑務所に入ったんだろう・・・)、彼女といえば音楽が流れまくるおうちで育ったことは有名で、時代は主に1971〜1975年のレコードを振り返ったようなので(この曲からも多少感じ取れますが)どんな作品になるか楽しみです。





カナダのデュオIce CreamのCarlyn Bezicのソロ作品が注目されています。アーティスト名は「Jane Inc.」でアルバム「Number One」より。
彼女はU.S.Girlsのサポートメンバーもしてたミュージシャンみたいなんですけど、割とずっと音楽活動をされている方で、マルチインストゥルメンタリスト。
プリンス的、とも評されていてなるほど〜と思いましたが、最近こういう感じの艶やかねっとり感の音は耳にするような気がする・・・。





BJ・ザ・シカゴ・ キッドは、新曲でBJ the Chicago Kid & Ej Jacksonの"Deep Skin"もリリースされています。
そちらはMVがなかったので、こっちの曲を。
ブラックパンサー党について描かれた映画「Judas And the Black Messiah」へ提供した曲です。





あ〜春風。穏やかな気持ちになれます。
Dominoからリリースの新作EPからタイトルナンバー。





この春は彼女です。ノルウェーの22歳SSW、Marieちゃんことgirl in red。
4/30に1stAL「if i could make it go quiet」がリリース。
この曲はビリー・アイリッシュのお兄ちゃんFinneasとの共同プロデュース。
これも番組でかけよう・・・。





イギリス/リーズのポスト・パンク・バンド、Mush。バンド名だけだと検索しにくいバンドです。
昨年1stアルバムがリリースされたばかりでもう2ndアルバムなんどそうで、タイトルは「Lines Redacted」。
変則的でギターの音がこれで合ってんのかな〜って曲ばっかり。笑
"Seven Trumpets"って曲の方がもうちょっとポップです。





ジョーストラマーがもし今生きていたらどんなことを想い、どんな歌を届けてくれていたでしょうか。
昨年はフジロックがなかったので、いつもならあの時期にジョーを思い出すところを、ちょっと薄れていたかもしれません。
それを取り戻すわけではないのですが、ザ・クラッシュ解散後1986年以降のライブ音源を集めた作品がリリースされたので聴いています。
やっぱりいいですね。歌はもちろんなんですが、ギターにも人柄が出るといいますか・・・
"Junco Partner"はアコースティックでのバージョンが収録されています。


さぁ、4月。新生活は・・・どうなるかな〜。
穏やかではなさそうだけど、楽しくもありそう。

posted by なりたま at 15:56| music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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