アレサ・フランクリンといえば、
1967年の曲”リスペクト”が、当時盛り上がっていた公民権運動やフェミニスト運動と相まって世界的に大きな影響を与えました。アカデミー賞では、R&Bヴォーカル・パフォーマンス賞を1968年から8年連続で受賞。また、ロックもカバーしていた彼女、”Let It Be”は本家のThe Beatlesよりも実は少し早くリリースされていたんですよね。
女性として初めて「ロックの殿堂入り」を果たしたアーティストでもあります。
では、映画「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」について。
1972年1月13日&14日、アメリカ・ロサンゼルスのニュー・テンプル・ミッショナリー・バプティスト教会で行われたライブがありました。それを収録したアルバム「AMAZING GRACE」は300万枚を超える大ヒットを記録したライブアルバムで、おそらく今聴いているジッピーの中にも、そのアルバムを持っているという方いらっしゃるのではないでしょうか?
このライブを指揮したのが、ゴスペル界の大御所ジェームス・クリーヴランド。
バンドメンバーには、ギターにコーネル・デュプリー、ベースがチェック・レイニー、ドラムはバーナード・パーディー、と・・・この人たちは、後に、ビートルズなどのロックから、ファンク、ジャズ、フュージョン、そしてヒップホップの、ファンはもちろん、数多くのミュージシャンにもリスペクトされている演奏家たちですね。そこに、サザン・カリフォルニア・コミュニティ聖歌隊が加わってのゴスペル・ライブとなります。
私、今回の映画を見て「あぁ、ゴスペルとはこういうものなんだな」と理解しましたね。
アレサ、可愛い♡
音でのアルバム作品はあったのに、なぜ今映画が公開されることになったのかというと、ちゃんと当時撮影はしていたんです。ところが、カットの始めと終わりのカチンコがなかったために音と映像をシンクロさせることができないというトラブルに見舞われて、完成できないまま頓挫することになったんですね。それがテクノロジーの発展でついに映画にすることができたそうで、これが実現できちゃったのはものすごいことなんですって。
教会の会場に、黒人だけでなく白人のお客さんも結構いて、ジェームス・クリーブランドが司会みたいな感じでもあるんです。「ここは教会。主への(神への)気持ちを体で表そう」と話すと白いドレスのアレサが登場してグランドピアノを弾いたり、教壇で歌を歌うんですね。神の教えを伝える人みたいですよ。子供の頃は神童と呼ばれて、16歳のときにはキング牧師の巡回演説に同行していたアレサですが、もう観客の心の掴まれ方が半端ないんですね。”アメイジング・グレイス”はもう鳥肌ものだったんですけど、聖歌隊の人まで涙を流しちゃったりとか・・・この映像化は本当に貴重だし残すべきものだなと思いました。
ゴスペルを体験して感じたのは、特にやっぱりアメリカの黒人たちですかね、生まれながらの劣等感みたいなものがあるのか、救われる声と言葉があるんだろうな、これが信仰(神を信じて崇めること)なんだろうな、と。そういう音楽ですよね。
2日目には、あれ?ノリのいい白人青年いるなぁと思ったら、なんとローリング・ストーンズのミック・ジャガーがいたので、ぜひ見つけてください。
映画「アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン」センチュリーシネマにて公開中。岐阜と三重は7月公開に公開となります。
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